幼稚園から大学まで、、、卒業式行事の高額化

2026年05月05日付 Milliyet 紙

幼稚園にまで及ぶ卒業式で卒業帽を投げるための費用が4千リラにまでに達する。大学でも高級ホテルで行われる卒業パーティーの参加費用は2万リラ以上で、追加費用を合わせると学生の一晩の出費は3万5千リラである。

オザン・オメル・カドゥケル記者 ― 幼稚園から大学まで何百万もの学生が卒業の高揚感を味わう中で、式典の準備も加速した。国民教育省が「保護者に金銭的な負担をかけないように」と警告しているにも関わらず学位帽を投げるための費用は250リラから始まる中、大学では追加費用も含めると3万5千リラに達することもある。一部の学校では、学内で追加費用を発生させずにただ学位帽を投げるだけの式典を行っている。このため卒業帽とガウンのレンタル費用として200~250リラが要求される。購入すると千リラに達する。

特別なイベントを希望すれば費用はさらに上昇する。ステージ、椅子、レッドカーペットが用意され、200人が参加する式典の平均費用は一人750リラから始まる。このパッケージに食事、写真撮影、DJパフォーマンスなどを含めると4千リラにまで達する。高校4年の学生が学校とは無関係に結婚式場、レストラン、ホテルといった場所で食事つきの華やかな祝賀会を開いている。これらの費用は5千リラに達する。

◾️パソコンが買える

大学では学生クラブによる高級ホテルでのパーティーが行われている。一部の私立大学では卒業式典への参加費は2万リラを超える。最近イスタンブルのとある私立大学がチュラーン宮殿で催す卒業式典のために、学生に410ユーロ(2万1千750リラ)を要求したことが反発を招いた。費用を通常と捉える学生がいる一方で高額な出費のため卒業式典に参加できないと明かす学生もいる。

大学入試で最初の500位以内に入り、奨学金で医学教育を受けているある学生は、「服装、ヘアセット、交通費、写真代を加えれば出費は3万5千リラになる。このお金で何年も使えるパソコンが一台買える。」と語りSNSにてこの話題に反応を示している。

一部の学生達はイベントを取り行う団体が高額な利益を得ていると主張している。本紙の取材に対しある学生は、「イベント団体側はホテル側が要求する2倍の金額を取って開催している。同じ場所で別の大学は半額で式典をできている。団体側は1年に渡り準備に取り組んできたのでその分を貰っていると言っている。高額な費用のために多くの学生が参加できない。私たちは自分たちのグループで催す祝賀会のために一人4千リラずつ集める予定だ。」と述べた。

◾️高級食事メニュー

大学生が運営する410ユーロの豪華イベントの詳細が注目を集めている。「今晩は特別でメイン料理も鶏肉はあり得ない。」というスローガンで宣伝が行われるメニューでは、海産物とアボカドのラザニア、アーティチョークのラビオリ、アスパラガスのリゾット、牛のヒレ肉、スズキのグリル焼き、そして焼きライスプディングのような食べ物がある。プロフェッショナルな写真、動画の撮影やコンサートも計画されている。

◾️追加出費も発生する

パーティーの入場料に加え大学生らが参加準備する際にも多額の追加出費が発生する。女子学生は服装に平均2千~1万5千リラ、靴には1500~4500リラ、美容院やメイクには1500~5000リラといった費用を支払うこともある。写真撮影や交通費を加えると学生の追加出費は2万5千リラにも達する。

◾️ではなぜ学位帽を投げるのか?

卒業帽の伝統は、14世紀の中世ヨーロッパの大学にまで遡る。帽子投げは1912年にアメリカの海兵学校の卒業式で誕生し、全ての大学に広まり卒業の象徴となった。学位帽の四角い形は知恵と成功を表している。式典の終わりには[帽子に付けられた]タッセルを右から左へ移す動作は、卒業や学生生活の終わりの象徴である。


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翻訳者:宮本 丞
記事ID:62055