スペイン、トルコから戦闘機購入か?

2026年05月08日付 Hurriyet 紙

スペインはヒュルジェットに続き、今回はKAANについてもトルコと協議を進めている。トルコは技術共有を提案し、この戦略的パートナーシップを永続的にすることを目指している。

トルコの国産第5世代戦闘機「KAAN」の量産に向けたカウントダウンが続いている。初飛行を2024年に行ったKAANの、試作2号機は今年飛行することが期待されている。

KAANへの関心は日増しに高まっている。昨年、国際防衛産業フェア(IDEF)でインドネシアはKAAN48機の購入契約を締結した。そして今、EU加盟国であるスペインもKAANに関心を示していると報じられている。

エル・エスパニョール紙のウェブサイトに掲載された記事によると、スペインとトルコの防衛産業における協力は新たな局面を迎えている。記事の情報によると、これまでトルコ製のジェット訓練機兼近接航空支援機ヒュルジェットを30機発注してきたスペインは、現在は空軍の革新を図りKAANに目を向けた。

ニュースによると、スペイン政府はトルコの国産第5世代戦闘機KAANに強い関心を示しており、この件に関してアンカラ政府との公式対話を継続していると報じられている。スペインは、自国空軍の近代化に向けた取り組みとしてKAAN計画を有力な選択肢の一つと位置付けている。

◾️技術移転

この記事で最も注目すべき点の1つは、トルコがスペインに航空機の販売だけでなく技術移転も提案していることだ。これは、スペインが自国の防衛産業を発展させ、航空機の一部の部品生産にも参加することを意味する。

この展開は、過日スペインがトルコ製の練習機兼軽攻撃機ヒュルジェットを購入するという歴史的な合意の流れに位置する。ヒュルジェットから始まった信頼関係は、KAANのようなより高性能な技術における協力への糸口となっている。

◾️F35の代わりにKAAN!

もし交渉が成功すれば、KAANはNATOおよびEU加盟国に輸出される初のトルコ製第5世代戦闘機となる。これは、トルコが防衛産業において世界的なプレーヤーとなり、スペインが防衛調達において代替戦略を追求していることの表れと解釈されている。ご存じの通り、スペインと米国の間では最近緊張が高まっている。報道によると、スペインは米国製のF-35戦闘機の調達から距離を置くような動きを始めたという。専門家は、スペインがF-35の代わりにKAANに目を向ける可能性があると推測している。

スペイン当局や防衛アナリストは、KAANが提供する操作性能力と、コストと技術共有のバランスを考慮すると、第6世代戦闘機FCASなどの他のヨーロッパのプロジェクトと比較して競争力のある選択肢になると強調している。KAANの量産は2028年に開始される予定だ。


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翻訳者:山口紗季
記事ID:62071