レバノン:ヒズブッラーがレバノンとイスラエルによる恒久的な和平に向けた直接交渉を強く批判

2026年05月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
ベイルート南郊のサイイド・シュハダー複合施設近くで、破壊された建物の瓦礫の中に掲げられたヒズボラの旗(2026年5月6日 )
ベイルート南郊のサイイド・シュハダー複合施設近くで、破壊された建物の瓦礫の中に掲げられたヒズボラの旗(2026年5月6日 )
■ヒズブッラーはレバノン政府に、イスラエルとの和平という「幻想」を捨てるよう呼びかける

【n.p.:本紙、諸通信社】

ヒズブッラーは土曜日、レバノン当局に対し、イスラエルに対する「偏った選択」に深入りしないよう諫め、イスラエルとの和平合意の「幻想」を捨てるよう求めた。

ヒズブッラーは、「5月17日協定」を記念して声明を出し、自らの見解を示した。本協定は1983年にレバノンとイスラエルの間で締結された安全保障協定で、両国間の戦争状態の終結、南レバノンへのレバノン軍の安全地帯の設置、当時国土の広範囲を占領していたイスラエル軍の段階的な撤退を定めていた。

しかしレバノン政府は、わずか1年足らずで本協定を破棄した。シリア元大統領ハーフィズ・アサド政権とレバノンにおける同盟者たちが声高に反対し、履行を妨害したからである。親シリア派の主要勢力「アマル運動」の指導者ナビーフ・ビッリー氏や、対シリア融和路線のドゥルーズ派指導者ワリード・ジュンブラート氏がその中心的人物だった。

ヒズブッラーは、あの「屈辱的で恥ずべき協定」から43年を迎えたこの機会に、「レバノンとイスラエルとの完全かつ包括的な和平合意」という大義名分のもと「5月17日協定よりもさらに危険で、逸脱したもの」を再現しようとする試みが進んでいると警告した。

そして、このような譲歩は「レバノン当局が(危険な選択に)深入りし、イスラエルの侵略と占領政策を許し、イスラエルを平和的で承認された存在とみなしていること」に他ならないと主張した。

(後略)


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翻訳者:秦智子
記事ID:62107