エジプト:ガザ戦争の継続によりスエズ運河収入から100億米ドルを損失
2026年05月04日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スィースィー大統領:ガザ地区での戦争の継続によりスエズ運河収入のうち100億米ドルを損失
【カイロ:アナトリア通信】
エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー(シーシー)大統領は月曜日、ガザ戦争に伴うバーブル・マンダブ海峡での船舶に対する攻撃により、自国がスエズ運河の収入から約100億米ドルを喪失したと発表した。
エジプト大統領府の声明によれば、この発言は、同大統領が経済開発協力機構(OECD)のマティアス・コーマン事務総長とカイロで会談した際になされた。
スィースィー大統領は、エジプトが過去5年間の様々な世界的な危機に対し、「国際機関から高い評価を受けた、周到かつ先制的な措置」によって対処したと説明した。
さらに自国が、イランの戦争に関連して現在直面している危機に対しても同様の方針で臨んでいると付け加えた。
さらに同大統領は、自国が、ガザ地区での戦闘の継続に起因するバーブ・マンダブ海峡における船舶への攻撃の結果として、スエズ運河収入のうち約100億米ドルを喪失したことにも言及した。
バーブ・マンダブは、エネルギーと食料の輸送に関わる三大戦略的海上交通路のひとつに数えられ、スエズ運河やホルムズ海峡と並ぶ戦略的ルートである。同海峡は、アジア側のイエメンと、アフリカ側のジブチおよびエリトリアの間に位置している。
フースィー派は「ガザ地区との連携」を掲げつつ、イスラエルが2023年10月に開始したジェノサイド戦争に対抗して、同年11月から、紅海または到達可能な範囲内でイスラエルの船舶や同国に関連する貨物船をミサイルやドローンによって攻撃し始めた。
(後略)
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翻訳者:松本清花、藤田彩那、今井藍子
記事ID:62117