CHPの混乱、深刻化

2026年05月24日付 Milliyet 紙

ケマル・クルチダルオール氏の共和人民党(CHP)党首への復帰が裁判所から認められた。同氏は「アンカラ地方裁判所第36民事部の判決に基づいて各種手続きを進めようとしているCHP内の全下部組織、司法関係者、警察官、そして全公務員に対し、裁判所判決の条件を遵守するようお願いしたい」と述べた。一方、クルチダルオール氏の報道顧問であるアタカン・ソンメズ氏も、クルチダルオール邸から新たに声明を発表した。

クルチダルオール氏からはCHP本部の緊張状態についても説明がなされ、その内容はアタカン・ソンメズ報道顧問を通じてSNSで公表された。ソンメズ報道顧問のSNSでは、クルチダルオール氏の発言が次のように投稿された。

「アンカラ地方裁判所第36民事部の判決に基づいて各種手続きを進めようとしているCHP内の全下部組織、司法関係者、警察官、そして全公務員に対して、裁判所判決の条件を遵守するようお願いしたい。あわせて、組織文化や規律に反するいかなる行動・言動も行わないようお願いする。この指示に反する行動をとる者には必要な措置を講じる。」

■チェリキ弁護士からアンカラ県警本部に陳情書

一方、クルチダルオール氏の弁護士であるジェラル・チェリキ氏は、CHP顧問弁護士としてアンカラ県警本部に請願書を提出したうえで、「党本部を我々に明け渡してもらうために必要な処理がなされるよう要請する」と述べた。

チェリキ弁護士は、5月23日と24日の2回にわたってアンカラ県警本部にそれぞれ内容の異なる陳情書を提出した。同弁護士はその陳情書のなかで、「CHPの代表権はケマル・クルチダルオール党首および彼の執行部に帰属している。にもかかわらず、前任の党関係者らは執拗に総本部を明け渡そうとしない」と述べ、CHP顧問弁護士として警察当局に出向いた際には以下の措置が講じられるよう、次のように求めた。

「あらゆる建設的な取り組みや国会議員による協議への努力がなされたにもかかわらず、国会議員さえ党本部に入ることが許されなかった。さらに建設的対話の構築にも長い時間がかけられたが、その成果は得られないことが明白となった。この事態を受け、我々は党本部をこちら側に明け渡してもらうための必要処理が行われるよう要求する」

■「ケマル党首は緊張状態に不快感」

裁判所決定を受けてCHP党首職に復帰したケマル・クルチダルオール氏の報道顧問アタカン・ソンメズ氏がクルチダルオール氏の自宅を訪れた。

ソンメズ氏はその場で報道陣に対して説明をおこなった。CHP本部の緊張状況に深く心を痛めるとともに、一連の出来事に最も不快感を抱いている人間はクルチダルオール氏だと同氏は述べた。あわせて、「ケマル・クルチダルオール氏はCHP党首として、一連の出来事があるべき姿で進められることを望んでいる。ケマル氏は、司法の決定に従い、法の支配の原則に基づいた行動と姿勢が示されるべきだと話している。なぜならこちら側であちら側でも党首はケマル氏だからだ。こうした事態が生じたことに最も不快感を覚えているのはケマル氏自身だった」と述べた。


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翻訳者:原田星来
記事ID:62146