ガザ :人道支援活動の縮小によるガザ地区の食料不安と飢餓の加速
2026年05月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

深刻な水不足に抗議して、容器を掲げる避難民たち、2026年5月25日、ハーン・ユーニスにて(AFP)
■ガザ地区における「ワールド・セントラル・キッチン」の活動縮小は、飢餓を悪化させる恐れがある…サワーブタ氏は『クドゥス・アラビー』紙に語る:「状況は極めて危険だ」
【ガザ:アシュラフ・フール、本紙】
ガザ地区政府メディア事務局(GMO)のイスマーイール・サワーブタ局長は、「ガザ地区で支援活動を続ける複数の団体は、深刻な資金不足と運営資源の枯渇により、対応能力が限界に達し、現地の人道状況は看過しえない状況にある」と述べた。
同氏は本紙に対し、「イスラエルによる攻撃、包囲・封鎖によって、(燃料、食料、水、医薬品といった)生活必需品さえ手に入れることができない中、これは、日々の食料支援に頼っている数十万人のガザ市民を直撃する事態である」との見解を表明した。
人道状況の脆弱性
サワーブタ局長は、現地からの情報として、米国を拠点とする人道支援団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」がガザ地区での活動を縮小したのは、資金難と運営資源の持続的な障害が主な理由で、人道支援活動の制限を決定したためではない。したがって、ガザ地区で深刻化する飢餓と前例のない人道危機を踏まえて、支援活動を継続して実施し、支援崩壊の危機を防ぐために、国際社会は緊急かつ責任ある行動を取る必要がある、と説明した。
WCKの運営側は最近、500人以上の職員を解雇し、ガザ地区の飢餓と貧困に苦しむ住民に提供する調理済み食品の量を、100万食から20万食に削減することを決定した。それに伴い、(WCKがガザ地区内に設立し、支援してきた)多くのコミュニティキッチンも閉鎖されることになった。
(後略)
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翻訳者:後藤璃乃
記事ID:62158