イスタンブル・タルラバシュの避難民の光景
2026年06月20日付 Medyescope 紙

イスタンブルのベイオール地区の路地裏にあたるタルラバシュは、何年も戦争、貧困、移動が相見える地区の一つである。同じ通りにシリア人、イラク人、クルド人、アフガニスタン人、バングラデシュ人、アフリカ人が生きるためにもがいている。しかし、この地区で生活している多くの移民にとって生活は、避難と生活のための闘いだけからなるのではない。難民法の不備が理由で健康と教育といった最も基本的な権利にたどり着けない。
■タルラバシュの避難民の景色
彼らは未登録で働くため、多くの場合、無保険の仕事で最低賃金を下回る金額で働かざるを得ない。彼らが病気にかかった時は、治療費を払えないため、痛みと病を負って家で過ごそうと努めている。ある時は回復をある時は改善を待っている。
タルラバシュで生活している3人の女性移民が経験したことは、健康の権利にアクセスすると如何に危機に変わるかを証明している。
ガーナ出身のモニカは、約10年間イスタンブルで生活している。友達のハウワーが出産後に病院に治療費を払えなかったために赤ちゃんが病院に拘束されていると説明した。モニカは、生ずる出産費用を払えないと、母親になることを怖がっていると話した。
シエラレオネ出身のアグネス(24歳)はというと、4年間タルラバシュで生活している。妹の治療の際に家族が無数の書類にサインをしなければならなかったと説明した。アグネスによると、多くの女性が病院に行くことを怖がり、家で回復を待っている。
3人の女性の中で最も深刻な話はというと、バングラデシュ出身のテュリュの話である。4歳の娘が、ガンと診断された。医師は、手術と化学療法が遅くならない必要があると述べた。家族は、少し前に居住許可を得た。しかし、この許可は子供が必要としていたガン治療の費用には対応してなかった。
トルコが1951年にジュネーブ条約を地理的な境界線を引いて適用したため、ヨーロッパ以外から来た移民は、完全な避難民という地位を得られていない。アフリカ・アジア出身の移民が国際保護の申請を行う場合、健康上の保証は一定期間しか継続しない。期間が満了した際に、公的な病院では「旅行者」との扱いで料金計算が行われる。登録外で働く移民たちは保険料ではなく、治療費を全額請求される。このことも多くの人にとって医療サービスを実際にアクセスできないものにしている。
難民の権利の専門家であるオズギュル・アクトゥトゥン氏によると、難民法上で行き詰まりが起こったとしても、人権条約が難民が健康権にたどり着けるよう支えている。トルコが国際人権条約と子供の権利条約を認めていると述べたアクトゥトゥン氏は、「子どもの権利法に署名した国で、子供の命を医療サービスに至らせることができず危険に晒すのは、不法ではないか。」と問うた。「タルラバシュ連帯」の創設者であるメフメト・イェルアラン氏はというと、何年も地域で移民の健康問題に携わっている。同氏は、救急車の呼び出しから病院での治療過程のケアまで、多くの問題で支援に努めていると説明し、「自分一人がやれることには限界がある。」と述べた。
イェルアラン氏はこう言葉を終えた。
「私たちはアフリカでは井戸掘りに行っている。素晴らしい。掘ろう。でも、私たちの鼻先にいるアフリカ人、パキスタン人、アフガニスタン人を目にできていない。」
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翻訳者:新井慧
記事ID:62326