ガザ:犠牲祭中も続くイスラエルの虐殺

2026年05月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルによるガザでの虐殺、犠牲祭中も続く…ハマースは停戦合意の崩壊を警告

【ガザ:本紙】

ガザ地区では犠牲祭の期間中も悲劇が続いている。イスラエルは犠牲祭初日の終わりに、ガザ市内の住宅を標的とした空爆を行い、市民10人が死亡する虐殺を引き起こした。イスラーム抵抗運動「ハマース」は、最近のイスラエルによる攻撃激化を受け、停戦合意が「崩壊の危機に直面している」と警告した。

犠牲祭中の虐殺

現地では、ガザ地区中部のザワーイダ町西方を2日前にイスラエルの無人機が攻撃した際、重傷を負った青年ハーイル・クルドさん(31)が、その傷が原因で死亡した。

またイスラエル占領軍は、ガザ地区中部の東部地域と、ハーン・ユーニス市およびガザ市の東側境界付近に対して、砲撃と銃撃を行った。

悲痛な光景のなか、子ども4人を含む殉教者10人の葬列がガザ市のシファー病院を出発した。遺体は葬儀の礼拝後、市内の墓地へ運ばれ、埋葬された。犠牲祭2日目、悲しみに沈む市内の通りを進んだ葬列と埋葬の儀式には、多くの市民が参列した。

犠牲祭初日の夜に行われたイスラエル軍の空爆は、市内の静けさを打ち破り、住民がわずかな時間でも味わおうとしていた祭りの雰囲気を、悲しみと恐怖の空気へと一変させた。

イスラエル占領軍は犠牲祭の期間中も停戦違反を続け、ガザ市リマール地区の集合住宅にある一室を軍用機で空爆した。この空爆の爆発音は市内のすべての地区で聞かれ、多数の犠牲者が出た。そのなかには子ども4人と複数の女性が含まれていた。

海に近い市西部の住民たちは、住宅の一室に3発のミサイルが命中した瞬間、炎の塊が空へ立ち上るのを目撃した。

住民の一人は『クドス・アラビー』紙に対し、「爆発音は非常に大きく、市全体を揺るがしました。この2日間に同じような爆発が繰り返されたことで、停戦合意以前に感じていた恐怖と不安がよみがえりました」と語った。

空爆によって標的となった住宅の一室は破壊され、周辺の住宅や避難民のテントにも被害が及んだ。住民たちが最低限ながらも犠牲祭の雰囲気を過ごしていた市内の静けさは、空爆によって打ち消された。

救助隊は、がれきの下から犠牲者の遺体を収容するまでに時間を要した。医療関係者によれば、この攻撃で子ども4人を含む市民10人が死亡し、さらに20人以上がさまざまな程度の負傷を負った。負傷者の大半は重傷だという。

発表によれば、攻撃の犠牲者は、アブー・ハリーマ家、サリーム家、アッザーム家、スワイリキー家、ブルブル家などの出身者だった。

(後略)


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翻訳者:小山福太郎
記事ID:62342