パレスチナ:占領下の刑務所で疥癬が蔓延、パレスチナ人被拘禁者支援団体がWHOに介入を緊急要請
2026年06月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■囚人支援団体、イスラエル刑務所における「疥癬」の拡大を止めるためWHOに介入を緊急要請
【ガザ:本紙】
パレスチナ人被拘禁者の環境や人権のために活動している複数の団体は、世界保健機構(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長に対し、「緊急の要請」を行った。各団体は、イスラエル占領下の刑務所に収容されているパレスチナ人囚人の健康状態が悪化していること、特に「疥癬」の蔓延に加え、女性囚人たちがイスラエルの取り締まり部隊から暴言や性的な示唆を含む発言などの嫌がらせを受けていたことが明らかになったことを受け、WHOに直ちに介入するよう求めた。
「囚人支援・人権協会(アッダミール)」、「パレスチナ囚人協会(PPS)」、「被拘束者問題委員会」はWHOへの書簡の中で、複数の刑務所や拘置所において「疥癬」が依然として広範囲に蔓延していると報告した。そして、イスラエル刑務局による非人道的な政策や措置が、健康危機を直接的に悪化させ、数千人の囚人や被拘禁者に影響を与える重大な脅威をもたらす事態を招いていると主張した。
各団体は、「イスラエルの刑務所における感染症の蔓延について、2025年4月の時点で既にWHOに連絡・報告していた。しかし、その後に収集した情報と証言から、感染拡大の防止策や感染者への十分な治療が取られなかったため、健康状態がさらに悪化し、感染が拡大し続けていることが明らかになった」と指摘した。
そして、「釈放された囚人たちの証言、弁護士の報告、および医療機関の記録から、感染した囚人たちが激しいかゆみ、皮膚の炎症、継続的な痛み、不眠に苦しんでいることが確認されている。病気が長引き、治療や必要な医療ケアが受けられないことが深刻な心身への悪影響を引き起こしている。収容されている子供や少年も大人と同様の扱いを受け、彼らは健康面での重大なリスクにさらされている」と警告した。
(後略)
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翻訳者:次良丸紗智
記事ID:62368