パレスチナ:ヨルダン川西岸の約100か所を対象とする新たな入植計画
2026年06月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダン川西岸の100地点を掌握するための入植計画が、パレスチナ側の警告を招く
【ラマッラー:本紙】
イスラエル紙は月曜日、占領下のヨルダン川西岸において、パレスチナ自治政府に属するA地区内の約100か所の戦略的地点を掌握する入植計画が存在すると報じた。パレスチナの機関はこの動きを、「イスラエルによる併合」の流れにおける危険な転換点だとみなしている。
イスラエル紙『イスラエル・ハヨム』によると、ヨルダン川西岸で活動する入植諸運動が準備しているこの計画は、地域の地図に根本的な変化をもたらしつつ、「A地区」を攻撃することを目的としているという。
同紙は、この計画が入植農民連盟と「ハビタ」(祖国)フォーラムによって主導されており、今回初めて公表されたものだと説明した。この計画では、「命令の日」または「実行の日」と呼ばれるタイミングに、ヨルダン川西岸の約100か所の戦略的地点に部隊を展開する仕組みが定められているという。
さらに同紙は、これらの地点が、「オスロ合意II」に基づいてパレスチナ側の民政・治安局の管理下に置かれている「A地区」の深部に位置していると付け加えた。
また、この計画はイスラエル政府の閣僚らや、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に近い人々にも提示され、(対象地域に)パレスチナの主要都市も含まれているという。
1995年に署名されたオスロ合意IIによれば、ヨルダン川西岸はA地区、B地区およびC地区の3つに分けられている。A地区はパレスチナ側の完全な管理下に置かれ、B地区は民政面ではパレスチナ側、治安面ではイスラエル側の管理下に、またC地区はイスラエルの完全な管理下にあり、ヨルダン川西岸の面積のおよそ60%を占めている。
この計画は、イスラエル軍がジェニン市内のA地区に分類される地域で、パレスチナ人の私有地を接収した後、軍事拠点の建設を続けていることと同時に進行している。
パレスチナ側の最初の反応として、「壁と入植への抵抗委員会」は、この計画が、ヨルダン川西岸に対するイスラエルの急速な併合の流れにおける「危険な転換」を意味すると警告した。
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翻訳者:齋藤茉音
記事ID:62370