パレスチナ:西岸で殺害されたパレスチナ人の子ども・若者の数が1967年以来最多
2026年06月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「奪われた幼少期」イスラエル人権団体の報告書:ヨルダン川西岸地区でイスラエル軍によって殺害された子供や若者の数は1967年以来最多
【エルサレム:本紙】
イスラエルの人権団体が発表した報告書により、占領国家イスラエルが2023年10月7日から今月初めまでの2年8か月の間、ヨルダン川西岸でパレスチナ人の子供235人を殺害していたことが明らかになった。さらに、別の5人は入植者らの手によって殺害された。
占領地における人権状況を扱うイスラエルの情報センター「ベツェレム」が発表した報告書によると、この調査が焦点を当てた2025年だけで、イスラエル軍はヨルダン川西岸でパレスチナ人の子供54人を殺害した。
同報告書は、この期間にイスラエルがヨルダン川西岸で殺害したパレスチナ人のおよそ4人に1人が未成年だったと指摘した。これは、イスラエルが1967年に同地を占領して以来、ヨルダン川西岸でイスラエルに殺害されたパレスチナ人の子ども・少年の数として最多である。
同報告書は、ヨルダン川西岸でパレスチナ人の子ども・少年が広範かつ前例のない規模で殺害されていることについて、個別的、局所的な過失や命令違反の結果ではないと説明した。むしろそれは、子どもを含むパレスチナ人に発砲し、殺害することが許される状況を拡大するイスラエルの政策の結果であるという。
同報告書によると、この政策は、発砲者を保護し、殺害されたパレスチナ人が誰にも危険を及ぼしていなかった場合でさえ、彼らを「破壊工作員」と分類するものである。また、こうした犯罪の実行者に対する責任追及を、ほぼ完全に回避しているとも指摘した。
同団体は、イスラエル軍中央軍司令官アヴィ・ブルート氏の発言も引用した。報告書は、同氏の発言について、イスラエルがヨルダン川西岸で「1967年以来なかったほど殺している」と自賛し、この多数のパレスチナ人死者を成果とみなしていることを反映するものだと結論づけた。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:東郷綾乃
記事ID:62371