ロシアから購入のS-400超長距離地対空ミサイルシステム、第三国に売却へ?
2026年07月10日付 Cumhuriyet 紙

ヒュッリイェト紙のコラム執筆者であるアブドゥルカディル・セルヴィ氏は、S400が第三国に売却され、売却について今日(7/10)明らかにされると今日付けのコラムに書いた。セルヴィ氏はS400が湾岸諸国のいずれかに渡ったとし、アラブ首長国連邦やカタールがこれらの国に該当する可能性があるものの、公式発表を待つ必要があると述べた。
NATOサミットで公正発展党(AKP)のタイイプ・エルドアン大統領は、トルコがロシアから購入した防空システムに関連するS400の今後に関する質問に対し、「我々の動向を引き続き注視しているように。」と回答した。エルドアン大統領が与えたこの興味深い返答の、待たれる詳細を、政権に近い立場にあることで知られるヒュッリイェト紙のコラム執筆者であるアブドゥルカディル・セルヴィ氏が明かした。
セルヴィ氏は今日付けのコラムで、S400が第三国に売却され、その詳細については本日明らかにされると書いた。セルヴィ氏は、S400は湾岸諸国のいずれかに渡ったとし、アラブ首長国連邦やカタールが該当しうるものの、公式発表を待つ必要があると述べた。
セルヴィ氏は、s400の売却が「トルコはS400を手放してCAATSAの制裁から逃れるだけでなく、同時にS400を売却し、資金も稼ぐ」と弁護した。
加えてセルヴィ氏はコラムにて、CAATSAを取り下げてもらうためにアメリカのトランプ大統領が議会に書簡で通知すれば十分であったと述べた。
ヒュッリイェト紙のアメリカ支局のユヌス・パクソイ氏が以前語った内容を振り返ったセルヴィ氏は、トランプの手紙にあった3つの問いに返答すること;これらが「S400が機能しない状態にすること」、「トルコがS400を保有しないこと」、「ロシアと類似する関係性を拡大させないと保証すること」であると述べた。
■エルドアン大統領:S400導入の難しさ
エルドアン大統領は、S400を購入した際に行われた議論について2019年にヴァフデッティン宮殿で行った記者会見で次のように語っていた:
「S400の話題において残念ながら、まるでアメリカの代弁者にようにふるまうものがいる。彼らをかばうものがいる。このような形で、我々の議会の中でどのような思想が、どのように現れているのか、全て明らかだ。これは喜ばしいことではない。少し前にも言及したようにこれは一つの責務であり、この責務は不可欠なものとして継続している。」
■何が起ったのか?
トルコは2017年末にロシアと、1つはオプション付きである2つのS400の購入について調印したと発表した。関係者は、合計25億ドルにのぼるS400のために、前金がロシア政府に送金されたと発表した。2019年7月12日に最初の部品がトルコに運び込まれた。
アメリカは、5日後に共同プロジェクトであったF-35戦闘機の開発の過程からトルコを外したと発表した。その後、トルコにCAATSAの適用に関する決定が2020年12月に承認され、2021年4月に施行された。
この記事の原文はこちら
翻訳者:丸山 礼
記事ID:62438