
イスラエルメディアはアンカラで行われたNATO首脳会議後に分析を発表し、トルコが地域や国際社会での影響力を高めていることに注目した。イスラエルのマアリヴ紙はトルコ政府の外交動向を「トルコから平手打ちを食らった」との言葉で評価した。
イスラエルの主要な新聞社の一つであるマアリヴ紙はNATO首脳会議後に全体的な分析を発表し、トルコが地域や国際社会での影響力を高めている点に焦点を当てた。同紙はイスラエル政府はレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とアメリカのドナルド・トランプ大統領の首脳会議中での接触を注視していたと述べ、その外交の図を「トルコから平手打ちを食らった」との言葉で評価した。
■「エルドアンとトランプの間の接触がパワーバランスに影響する」
マアリヴ紙の分析ではエルドアン大統領とトランプ大統領のNATO首脳会議の中で撮影された画像はイスラエルで注目されたと述べられた。
同紙は二人の間の接触がトルコ・アメリカ関係のみならず、中東のパワーバランスの観点からも重要なメッセージを含んでいると述べた。分析では米国政府の地域での政策において、トルコの重要性が徐々に高まっていると感じると評価された。
■「トルコから平手打ちを食らった」
マアリヴ紙は最近現れた外交状況を「トルコから平手打ちを食らった」という表現で伝えた。
分析ではトルコ政府の地域への影響は言葉だけに留まらず、トルコが地域での活動や積極的な外交を進めているおかげで地域の方程式の最も重要なアクターの一人になっていると強調された。
同紙はトルコの動向はイスラエルにおいて安全保障と外交政策の観点から注意深く分析されていると述べた。
■トルコの戦略的立地を強調
分析ではヨーロッパと中東の間でのトルコの戦略的立地が注目された。
ボスポラス・ダーダネルス海峡における統治権が国際貿易や安全保障の観点から大きな重要性を持っていると述べられた一方で、トルコはイラン、シリア、イラクといった重要な国の隣国であるためトルコ政府は地域での進展において不可欠のアクターになっていると主張された。
あわせてマアリヴ紙はトルコの軍事力、国防力と経済的な潜在能力が地域のバランスに直接の影響を与えると記した。
■「中東の新たな安全保障の時代」
マアリヴ紙はイランを中心とした展開の後、中東で新たな安全保障プロセスが始まったと述べた。
分析ではこのプロセスにおいてトルコが担う役割は大変重要であると述べられ、トルコ政府がここ数年積極的な外交を続けているおかげで地域の各国や世界の主要国との関係を強めていると言及された。
分析では危機の時代においてトルコが調停を試みていることは国際社会でより注目を集めていると述べられ、「イスラエル政府はトルコ政府の一挙手一投足を注視している」と述べられた。
■「関係はまだ終わらず」
マアリヴ紙はトルコとイスラエルの間の対抗関係が今後も地域の話題の重要な見出しの一つになると述べた。
同紙はトルコの戦略的立地や軍事能力、外交活動を理由に地域の方程式において無視することはできないと強調し、「イスラエルの視点からはトルコとの関係はまだ終わっていない」と述べられた。
また分析ではトルコ政府の動向はイスラエルだけではなく、アメリカをはじめとする多くの国際社会のアクターによっても注視されていると評価されていた。
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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:62443