チュニジア:野党指導者の有罪判決を控訴裁判所が支持
2026年07月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

事情聴取のためテロ対策警察に到着したナハダ運動の指導者ラーシド・ガンヌーシー党首、2022年4月1日、チュニス。
■ガンヌーシー党首に対する新たな判決.. 人権団体は野党政治家への弾圧を止めるよう求める
【チュニス:本紙】
チュニジアの裁判所はガーンディー平和賞の賞金を寄付したことを理由に、主要野党ナハダ運動の指導者ラーシド・ガンヌーシー党首に対し拘禁刑3年の実刑判決を言い渡した。
チュニス控訴裁判所は、ガンヌーシーが2016年に受賞した「ガーンディー平和・寛容賞」の賞金をチュニジア赤新月社に寄付したことをめぐる訴訟で、拘禁刑および罰金を言い渡した。メディアおよび司法筋が明らかにした。
ガンヌーシーの弁護団によると、チュニス第一審裁判所はすでに、「ガーンディーの平和・寛容の諸理念の普及に関する国際的な賞」の賞金をチュニジア赤新月社に寄付したことが脱税未遂に当たるとして、拘禁刑2年と罰金7万ドルの判決を下していた。
弁護団は、「問題とされた行為は2016年10月7日に遡るもので、控訴時効が成立されているため追訴は却下されるべきだった」と主張し、同裁判には追訴を無効にするような重大な手続き上の不備があったと指摘した。
また、「ガンヌーシー氏が賞金を所有したり、自身の銀行口座に入金したり、個人的または政治的な目的で使用したりした事実はなく、全額が国内の人道支援団体に寄付された」と強調した。
「チュニジア自由監視団(Tunisia Freedom Observatory)」はこの判決を非難し、「公に表明された人道的な寄付を拘禁刑3年の根拠とするのは、法律の乱用であり、過剰法適用である。活動家や野党政治家らに対する司法を通じた弾圧が続いている実態を反映している」と述べた。
そして、「外国からの資金や外国為替に関する法律を利用して、チュニジア赤新月社への慈善的かつ公的な寄付を犯罪とすることは、これらの法の本来の目的を歪め、(法律が禁止する)外国からの政治資金提供と、(規制外の)個人的な賞金の人道的寄付の違いを意図的に曖昧にするものだ」と主張した。
同監視団は、今回の拘禁刑は事件の性質に見合わないものであり、個人的な金銭的利益や損失、犯罪的意図は一切なかったとして、この判決の撤回を求めた。その上で、ラーシド・ガンヌーシー氏の年齢と健康状況を考慮し、即時釈放を求めるとともに、同氏が釈放された後も、同氏に対するすべての訴訟手続きを継続し、出廷と弁護権の完全な行使を保証するよう求めた。
そして、「野党政治家、活動家、人権擁護者を迫害し、疲弊させ、公共の場から排除することを目的とした悪意のある訴訟や訴追を終わらせるべきだ」と訴えた。また、「人道支援のための寄付や非営利の慈善活動を訴追するために、外国からの資金提供および外国為替に関する法律を悪用することを中止するよう要求した。加えて、外国からの政治資金と、国内の人道支援団体への個人的な賞金などの寄付を法律的・司法的に区別するよう強く申し入れた。
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翻訳者:清久功介
記事ID:62473