ギュレン派、復活のきざし
2026年07月19日付 Cumhuriyet 紙

ギュレン派(通称:FETÖ)の新たな偽装団体である「新ヘラクレス平和プラットフォーム」に、またも注目すべき動きがあった。同プラットフォームの関係者であるウミト・オズテュルク氏は、ギュレン派の現行経営陣に対し、「財務構造を外部監査の対象とすべき。制度化され、監査にも耐えうる、さらには先々を見据えることができる経営理念が構築されるべきだ。そしてあらためて社会との接点を築くべきだ」と呼びかけた。この呼びかけを受け、人々の頭の中には「ギュレン派が再編されつつあるのか?」という疑念が浮かんでいる。
ギュレン派は、新たな偽装団体に「新ヘラクレス」という名称を冠し、「新ヘラクレス平和プラットフォーム」という組織を立ち上げた。同プラットフォームは、最近、ギュレン派からの離脱を表明したとともに、政権が「テロなきトルコ」のスローガンに基づき推進している第2次開放プロセスにも名を連ねている。この新団体は第2次開放プロセスによる優遇措置を受けることを目的として呼びかけを行っていた。
■「最高評議会」との会談は否決
新プラットフォームは米国ニュージャージー州を拠点に活動している。今回の行動の一環として、同プラットフォームはギュレン派組織に関わる新たな動きを見せた。得られた情報によれば、同プラットフォーム内で、テロ組織首謀者フェトゥッラー・ギュレンの死後に組織の指揮・管理のために設立された「最高評議会」との会談をすべきかという議論が行われたとされる。新プラットフォーム諮問委員会で投票が行われ、「会談は行わない」との決定が下された。
■「財務構造は外部監査の対象とすべき」
この投票当日、同プラットフォームのウェブサイトに、ギュレン派組織に対して制度化推進と透明性向上を呼びかける記事が投稿された。この記事は、同プラットフォームの主要人物の一人であるウミト・オズテュルク氏が執筆した。その記事には、「組織の指導部は、まず包括的かつ誠実な自己批判を行わねばならない。組織の透明性はもはやオプションではなく義務である。誰が意思決定を行い、どのような仕組みが機能し、過去にどのような過ちがあったのかが現実の世論から隠されてはならない。過ちを犯した者は、可能なかぎりその責任をとり、社会への謝罪ができるようにせねばならない。財務構造は独立した監査の対象とすべきである。人々の善意による寄付が違法な活動に利用されないという完全な信頼を築かねばならない。制度化され、監査にも耐えうる、さらに先々を見据えることができる経営理念が構築されるべきだ。指導者中心の文化に代わり、規則に沿った組織が確立されねばならない」という内容が含まれた。
■「あらためて社会との接点を築くべき」
オズテュルク氏は、ギュレン派組織があらためて社会との接点を築くべきだとも提案し、次のように書いている。
「(組織は)あらためて社会との接点を築くべきだ。対立を煽るような言説は捨て去らねばならない。異なる政治的見解を持つ人々とも対話できること、同じ食卓を囲み、共に生きられることをあらためて学ぶ必要がある。(組織の)あらゆる活動は市民社会の仕組みの中で行われるべきだ。極秘組織や秘密工作員、諜報活動、さらには人々の心に恐怖を植え付けるようなあらゆるメカニズムは完全に過去のものとなるべきだ。透明性のあるコミュニケーションが優先されねばならず、組織内の隠れた情報交換システムとは断固として距離を置くべきだ」
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翻訳者:原田星来
記事ID:62508