
オズギュル・オゼル氏は、新党(Yeni Parti)設立の書類に署名し、共和人民党(CHP)を離党した。オズギュル・オゼル氏は、「祖国と国民のためになりますように。」と語った。新党設立委員会の第1回目となる会合も開催され、オズギュル・オゼル氏が満場一致で新党の党首に選出された。
CHP(共和人民党)のトルコ大国民議会会派代表でマニサ選出のオズギュル・オゼル氏が、新党設立の書類に署名をし、CHPから離党したことが発表された。オゼル氏の広報チームによると、新党設立に関連する手続きが進行している。
オゼル氏が新党設立の書類に署名をし、CHPから離党したと明らかにした声明では、オゼル氏と共に91名の国会議員がCHPを離党し、新党設立委員会に参加したことも明らかにされた。
加えて声明では、オゼル氏が新党設立の書類に署名した際の写真も共有された。オゼル氏は署名後、「祖国や国民、私たちの党、私たち皆のためになりますように。」と述べた。
一方、新党設立の書類は今日中に内務省に提出される見込みであった。この過程で国会議員のムラト・エミル氏が設立申請書を内務省に提出するために訪れた。
■新党設立申請を内務省に提出
オズギュル・オゼル氏と91人の国会議員たちはCHPを離党し、新党設立の手続きを開始した後、予想されていた次の一歩を踏み出した。新党設立申請書は、国会議員のムラト・エミル氏によって内務省に提出された。
内務省が発行した「受領証」において、「新党」という名で設立される政党に関する設立届とその添付書類が2026年7月24日付で受領されたことが示されている。こうして新党設立過程において正式な申請が完了したことになった。
■満場一致によりオゼル氏が党首に
新党設立委員会の第1回目の会合は、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの指示で1926年に設立され、初代名誉会長をイスメット・イノニュが務めたアナトリアクラブで開催された。会合では、新党の党首に満場一致でオズギュル・オゼル氏が選出された。
■新党、最高裁公式ウェブサイトに登録
オズギュル・オゼル氏が党首を務める新党は、共和国最高裁判所首席検事局の公式ウェブサイトに登録された。これにより党は、公式記録でも存在が確認できるようになった。
■変化する国民議会での議席配分
オズギュル・オゼル氏がCHPから離党して91人の国会議員と共に新党を設立したことを受け、アンカラの政界は大きく動き始めた。国会内の政治バランスを変えるこの展開について、CNN Türkアンカラ代表ディジユレ・ジャノヴァ氏は、新しい議席配分からCHPが失う権限、新党の幹部構成、党ロゴに至るまで、注目される舞台裏情報を伝えた。
内容は次の通り;「この決定によって国会での議席配分は当然変わることになる。これは重要だ。つまり、国会における政治的側面も非常に重要なポイントです。まずそこをまとめてみましょう。91人の国会議員が新党を結成するため、 CHPの議員数は44人に減ることになる。
■大国民議会におけるCHPの影響力の低下
CHPは、国会での議席数において第2党という位置から第5党という位置に下がることになる。公正発展党(AKP)には277人の国会議員がいる。そのすぐ後に91人の議員を擁する新党が野党第一党として我々の前に現れることになる。続いて、56人の議員を擁するDEM党、46人のMHP、そして44人のCHPが第5党の位置を占める。その後に、 İYİ 党、新しい道、無所属議員と続く。この状況は、国会では委員会の構成、国会副議長職、そして事務監督官の配分にも影響を及ぼすことになる。私が得た情報によれば、CHPは今後44名の議員しかいないため、これまでのように2名の院内幹事ではなく、1名の院内幹事を置くことになる。さらに、ケマル・クルチダルオール氏は議員ではないため、グループの代表選挙が行われる。CHP院内会派では、有力候補としてファイク・オズトラク氏が浮上する可能性が高いと見られている。院内幹事の選出についても、CHP会派内で選挙が行われる。その段階で、ケマル・クルチダルオール氏が今後どれほどスムーズにプロセスを進められるかが見えてくるだろう。CHPに残った議員たち全員がクルチダルオール氏を支持しているわけではない。中には第三の道を掲げるグループもいます。つまり、クルチダルオール氏でもオズギュル・オゼル氏でもないと言う人たちである。 また、伝統的にCHPから離れず、党内で闘い続ける姿勢を持つ人々もいる。これらの人々も院内幹事選挙で自分たちの候補を立てるだろう。どれほど影響力を持つかは、その場で明らかになる。
■国民議会における新党の権限とは
一方で、新党は国会で副議長を1名立てることになる。これまではCHPを代表してテキン・ビンギョル氏がこの任務を担っていた。テキン・ビンギョル氏は、新党を代表してこの役職を続ける可能性がある。但し、新党は自らの院内会派と意思決定機関を改めて構成することになる。今日14時に、オズギュル・オゼル氏が議員たちと会合を行う予定だ。そこでは決まらず、明日に持ち越されるかもしれない。まだ確定していない。しかし、MYK(中央執行委員会)、党議会、国会副議長、事務監督官、そして委員会のメンバー構成はすべて再配分されることになる。先ほど述べたように、CHPは国会で第5党となったため、多くの権限を失うことになる。CHPはもう国会副議長を立てることができない。事務監督官も立てられない。これらはすべて新党に移ることになる。委員会の議員数も減少する。新党が野党第一党の立場を得たため、これらの権限も新党に移ることになる。
■オズギュル・オゼル氏の象徴的なメッセージ
新党に話を戻そう。少し前に、オズギュル・オゼル氏が自身の離党届と新党の設立申請書に署名する様子を撮影した映像を公開した。 この映像にはいくつか象徴的なメッセージが込められている。それを指摘しておく。まず、彼はCHPのバッジを外し、代わりにトルコ国旗のバッジをつけている。第二に、すぐ背後の背景にはムスタファ・ケマル・アタテュルクの肖像画があり、その横には「主権は無条件に国民に属する」という言葉が掲げられている。 オズギュル・オゼル氏は、新党の設立とこの分岐点は国民の意思に基づくものだと以前から述べていた。 したがって、彼がこの言葉を背に設立申請書に署名したことは、象徴的な意味を持つものとして注目された。
■新党の方向性は
新党がCHPと異なり、「六つの矢」の伝統から距離を置き、より右派寄りの政党になるのではないかという議論に対しても、今回の映像は一つのメッセージを含んでいた。実際、彼は以前の演説でも次のように述べていた。『共和国とアタテュルクの原則に忠実なすべての民主主義者に、私たちの扉は開かれています。私たちは自らの原則を譲ることはありません。 しかし、政権を目指す以上、50%+1票が必要です。そのため、私たちはトルコ連合モデルを掲げることになります。』そして、彼がすべての民主主義者と言うとき、それは保守派、リベラル、民族主義者、クルド人、そしてあらゆる人々に門戸を開くという考え方を指しているのだと説明していた。
さて、今日以降注目すべき点は、新党の幹部に誰が入るのかということである。オズギュル・オゼル氏は同じ顔ぶれで続けるだろうか? というのも、彼の周囲にいる多くの人物について、さまざまな調査、疑惑、そして汚点があることを私たちは知っている。そもそも議論の発端もそこでした。私が得た情報によれば、新しい体制づくりの中で、オズギュル・オゼル氏と行動を共にすると決めた一部の人物が、彼にいくつかの助言をしていると言われている。その助言の一つは、新しい幹部陣や党の顔となるメンバーに、物議を醸している人物を入れないこと。新党という名前にふさわしく、新しい人物を前面に出すべきだという助言や勧めがあったとされている。しかし、オズギュル・オゼル氏がこれにどれほど従うのかは、これから分かるだろう。議論の対象となっている人物には、ヴェリ・アーババ氏、ブルハネッティン・ブルト氏、アリ・マヒル・バシャルル氏がいます。つまり、彼らを引き続き“党の顔”として前面に出すのか、それとも彼らを少し後ろに下げて、より新しい人物を前面に出すのかどうか。これらもまた、注目されている重要なテーマの一つになるだろう。この点を強調しておく。
■今後の手続きはどう進められるか
昨夜、離党は e-Devlet(電子政府システム)を通じて行われた。実際、今朝目覚めた時点で、彼らは誰一人としてCHPの党員ではなくなっていた。プロセスは次のように進められる。ご存じの通り、最高裁判所はすべての政党の党員登録を管理している。したがって、e-Devlet を通じて行われたこれらの離党は最高裁に送られる。最高裁に承認されると、正式な記録に反映される。その結果、国会でもCHPの党籍が失われることになる。
新党が設立申請書を提出した後、これらの人物は 新党の国会議員として国会での活動を続けることになる。
この記事の原文はこちら
翻訳者:丸山 礼
記事ID:62532