トルコ・イラクの「発展ルートプロジェクト」発表式ではなにがあったのか
2026年07月30日付 Milliyet 紙

アブドゥルカーディル・ウラルオール運輸インフラ大臣は、エルドアン大統領とイラクのアリー・ゼイディー首相の立ち会いのもと、両国間で5つの協定が署名された式典での出来事について質問を受け、「イラク側とトルコ側の双方に非常に明確な意思があり、これに疑いの余地はない。よって署名された。単なる技術的な詳細事項であり、我々はそれも解決した」と述べた。
2027年から2047年にかけてトルコ全土で実施される車両検査サービスの運営権に関する契約調印式の後、ウラルオール氏は記者からの時事問題に関する質問に答えた。同氏は、「開発の道」は1200キロメートルに及ぶ鉄道、高速道路、送電線、通信線を含む重要なプロジェクトであり、ファヴ港からトルコへ、そしてヨーロッパへのアクセスを提供するものだと述べて次のように語った。
「このプロジェクト、特に鉄道部分は約150億ドルの価値がある。イラクで選挙が行われ、政権樹立に時間がかかった。政権が樹立され、今月28日にイラク首相のトルコ訪問が確定した。この訪問に先立ち、我々は計画をより明確にするため、21日にイラクを訪問し、運輸通信大臣と必要な協議を行った後、首相を訪問した。そこで、イラクとトルコの国境検問所の位置と、このプロジェクトの資金調達方法について合意に達した。合意内容には、フィシュハブル-オヴァキョイ国境検問所の建設と、トルコの建設業者による開発の道建設を石油と引き換えに行うことが含まれている。」
■目標は今年中の着工
「世界で事業を展開する最大手建設会社250社のうち50社がトルコ企業だ。我々は本当に非常に迅速に物事を進めています。4~5年で完了できるプロジェクトについて話しているが、着手してから『3年で完了できるだろうか?』ということも話し合うだろう。これを単に鉄道とトルコを経由する何百万トンの貨物輸送と考えるのは正しくない。これと並んで、トルコに物流センター、特に石油をベースとした石油化学プラント、そして石油をベースとした多くの製品を生産するための施設を設立することを構想している。我々はAKP政権時代に、輸送インフラに3,550億ドルを投資した。10年間で我が国にもたらした貢献は2兆ドルに達し、年間100万人の雇用を創出した。したがって、我々はこれを単なる輸送プロジェクトではなく、その名前が示すように開発プロジェクトだと捉えている。目標は今年中の着工であり、そのために尽力している。最優先事項は鉄道だ。現状では、望ましい水準には達していませんが、車輪が回転する道路網が存在する。これは利点だが、残念ながら鉄道建設に必要な基盤が不足している。鉄道はゼロからの建設となる。到達先がヨーロッパであることを考えると、二酸化炭素排出量を削減できる主要な輸送手段は鉄道であることを強調しておきたい。」
■ヤウズ・スルタン・セリムの鉄道路線
ヤウズ・スルタン・セリム橋を通過する鉄道プロジェクトについて、ウラルオール氏は次のように述べた。
「これは日に何百本もの列車が通過する、年間約3,000万トンの輸送能力だ。もちろん、我が国でもやらなければならないことが多くある。その中でも最も重要なのは、規格や容量制限のない路線でボスポラス海峡を横断することだ。現在、マルマライを通過する列車は1日4本しかない。なぜか?毎日300本の路面電車と300本の地下鉄がマルマライを通過するのに、夜間は4本しか通過できないからだ。ヤヴズ・スルタン・セリム橋で接続することで、ゲブゼ、サビハ・ギョクチェン、ヤウズ・スルタン・セリム橋、イスタンブール空港、チャタルジャへと続く122キロメートルの路線、これが実現すれば複線となり、輸送能力の問題は解消される。世界銀行を筆頭とする6つの国際金融機関から、非常に有利な条件で67億ドルの融資契約を確保した。10月14日に入札を実施します。おそらく今年中は難しいでしょうが、2027年には着工する予定です。」
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翻訳者:山口紗季
記事ID:62574