メッカ軍事同盟にバングラデシュも参加検討
2026年09月03日付 Cumhuriyet 紙

バングラデシュは、トルコ、サウジアラビア、パキスタンの間で締結されたメッカ軍事同盟への参加を検討している。ロイター通信によると、サウジアラビアがバングラデシュ政府に対し、この同盟への参加を呼びかけている。
バングラデシュのフマイユン・コビル外務担当国務大臣は、トルコ、サウジアラビア、パキスタンの間で今月署名された「メッカ軍事同盟」として知られる防衛協定に、バングラデシュが参加要請を受けていると発表した。
コビル大臣は招待がどの国から来たのか明言しなかったが、ロイター通信は関係筋の話として、サウジアラビア政府が同政府に申し出したと報じた。
コビル大臣は、 「中東のイスラム諸国間で安全保障協定が締結されるのであれば、我々がそれに参加することを検討するのは異例ではない。この問題を前向きに検討している。」と述べた。
◾️集団防衛の原則
メッカ同盟は、締約国のいずれかに対する武力攻撃が3カ国すべてに対する攻撃とみなされると想定している。この規定により、同条約はNATOなどの主要軍事同盟の集団防衛構想により近いものとなっている。
バングラデシュの加盟は、同国の地域における地位に重大な影響を与える可能性がある。ダッカ政府はこれまで主要な地政学的軍事活動から距離を置こうとしてきたが、同国は南アジアに位置しており、そこには核兵器を保有するライバル国であるインドとパキスタンが存在する。
バングラデシュはまた、 2024年に大規模な抗議デモを受けて政権を追われた後、インドに逃亡したシェイク・ハシナ元首相の身柄引き渡しを要求している。
バングラデシュがパキスタンと同じ防衛同盟に加盟すると、イスラエルと強い関係を持つインドは安全保障上の脅威とみなす可能性があると指摘されている。
◾️目的は何であるのか?
トルコ、サウジアラビア、パキスタンは、メッカ同盟は純粋に防衛的なものであり、いかなる国も標的とするものではないと強調している。
しかし、一部のアナリストは、アンカラ・リヤド・イスラマバード政府間で確立された新たな安全保障メカニズムが、イランに対抗するために形成されていると主張している。
これら3カ国の人口の大多数はスンニ派イスラム教徒であるが、サウジアラビアとイランの関係は長年にわたり問題を抱えてきた。一方、トルコとパキスタンは、テヘラン政府との関係を比較的バランスの取れたものに維持している。
パキスタンはまた、ホルムズ海峡をめぐる紛争に関する米国とイラン間の交渉において、重要な仲介役を果たしてきた。
サウジアラビアは、自国領内の米軍施設を標的としたイランの報復措置によって影響を受けた。紛争が長引くにつれ、リヤドとイエメン北部の大部分を支配するフーシ派との間の緊張も再び高まった。
◾️エジプトに対しても試みがなされ
この協定は当初三者構成の枠組みとして計画されていたが、エジプトも同盟に加えるための試みがなされていたと述べられている。
強力な軍隊を擁するエジプトが、ガザ戦争終結に向けた交渉からアフリカ情勢に至るまで、多くの問題においてトルコ、カタール、サウジアラビアと共通の立場を取ることが一層増えているのが指摘された。
協議に詳しいアンカラの情報筋がミドル・イースト・アイに語ったところによると、トルコがエジプトを同盟に含めるために尽力しており、カイロ政府に正式な提案を行ったという。
しかし、エジプトが同盟に参加する準備ができていないことが明らかになった後、トルコ、サウジアラビア、パキスタンはカイロ政府抜きで進めることを決定したと報じられている。
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翻訳者:山口紗季
記事ID:62771