マルディン県のミディヤト郡で産出され、「白い金」として知られているカトリ(ナヒト)石は、工場で加工されてトルコだけでなく、ヨーロッパやアラブ諸国の建築物にも使用されている。
ミディヤト郡に設けられた採石場から、ブロック状に採掘され、「白い金」としても知られているカトリ(ナヒト)石は、郡の工場に運ばれ、CNC機械で加工されている。歴史的建造物に使用されるモチーフは、石職人らの手作業によって石に彫られている。加工された石は、新しい建物だけでなく、モスクや教会、修復プロジェクトにも使用されている。
■「ミディヤトの石は世界中に広がっている」
かつては、タガネとハンマーで形作られていた石が、今日では技術的な機械によってより速く加工されている。しかし、職人らは、この手工業を絶やさないように、伝統的な方法も続けている。石工であり事業者であるアブドゥルヴァハプ・アルバー氏は、ミディヤトの石の特徴を説明し、「呼吸し、暑さにも寒さにも耐えてみせる石です。そのため、需要も多いです。メソポタミア地域の建物は、全てこの石でできています。この石が観光客を呼び、この石が経済活動を支えています。この石のおかげで、大きな進展がありました。以前は、加工を手作業で行っておりましたが、需要に追いつけなくなっていました。そのためこの石加工にテクノロジーを活用し、CNCでより迅速な生産体制へと移行しました。しかし、私たちは手仕事を捨てたわけではありません。手仕事についても、次世代に少なくともその魅力を残すために、子どもたちのためにその技術を磨き、発展させています。」と述べた。
■「この石を知っている人、わかる人から要求が来ます」
アブドゥルヴァハプ・アルバー氏は、ミディヤトの石が様々な建築物やプロジェクトで使用されていることを述べ、「この仕事を最良の形ですることに努めています。石は、水汲み場や別邸、邸宅など、様々な建物に使われています。外壁や装飾の石としても使用しています。その見た目はとても多くの人々に気に入られています。また、単にこの地域限定の仕事をしているのではありません。これをヨーロッパにも送っています。ヨーロッパで暮らす同胞の教会やモスク、記念碑などを建設しています。幅広い分野に対応することができます。我々にどんなプロジェクトが来ても、それに応じて加工します。我々の専門チームがあります。ワイヤーカットやショベルカーを用いて解体し、これを工場へ配送します。工場では、これをプロジェクトに合わせて寸法を測り、加工を行います。我々に、国外から、ヨーロッパから、アラブ諸国から、観光地から、国内ではアイドゥン、クシャダス、イズミル、イスタンブル、つまりこの石を知っている、わかっているすべての場所から依頼が来ます。ミディヤトには、およそ55~60の工房があります。ミディヤトでは、地元の石としてトルコ全土において確固たる地位を築きました。この業界に携わることができて満足しています。私のもとにも30人ほどの従業員がいます」と語った。
石工のオメル・デミル氏は、手仕事を継承するために尽力していると述べ、次のように語った。「私はこの業界にいて、ミニアチュールの仕事をしています。ここでは手工業品を作っており、絶やさないように努力しています。私たちのモチーフやデザインがあります。石の上に描いています。それ以外にも、手作業で作っています。かなり大変ですが慣れて、もうこの仕事を楽しみながらやっています。手工芸が消えないように、今も続けています。機械でもこの仕事は行われています。CNCの機械でも行われています。」
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翻訳者:林 綾奈
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