ミャンマー国内にロヒンギャーはいないと国会で政府正式発表(9-8-6-1)
2013年02月25日付 The Voice 紙

ヤンゴン2月20日

国勢調査の準備段階にあるミャンマーにおいて、100以上の土着民族のなかにロヒンギャ族は全く含まれない旨、入国管理・人口省副大臣ウー・チョーチョーウィンが2月20日に国会で述べた。
ミャンマーにロヒンギャ族が存在するか否かについてヤテタウン選挙区人民代表院議員ドー・キンソーウェが質問したので、副大臣が先の通り答えたものである。
 「ヤカイン州にはいつの時代にもロヒンギャ族が存在しなかった」と副大臣は語った。
 1973年の国勢調査実施前まで、ムスリム民族という呼び方のみを用いてきたので、国勢調査の記録にロヒンギャ族は含まれず、さらに1973年国勢調査実施後に出された、土着民族ではない民族リストにも、ベンガル、中国、インドおよびパキスタンのみが見いだされる、と同氏は述べた。
 「1973年国勢調査の際、私たちはロヒンギャと記入した。調査員がベンガルと修正したので、記録にあらわれないのだ」と自身をロヒンギャ族と呼ぶウー・チョーソーアウンが語った。
 1965年まで、ロヒンギャ族を土着民族に含めていたため、国営ラジオ局の土着民族番組で1週間に2度ほどの放送をしてきたと同氏が述べた。
 テインセイン大統領は、ロヒンギャ族が土着民族に含まれないため、国連難民高等弁務官事務所が責任をもって保護してくれるよう、また第三国が受け入れてくれるなら送還することを正式に表明している。
 タイ国内に密入国したロヒンギャ族についてもタイ政府は土着民族と認めておらず、第三国が責任を持ってくれるなら送還すると表明している。

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( 翻訳者:斎藤紋子 )
( 記事ID:27 )