2015年誰が次期大統領になるのか?2(9-23-1-1,13-1)
2013年06月17日付 The Voice 紙

 国民民主連盟(NLD)議長のスーチー氏は議員になり一年が経っても、まだ動議を提出していない。議論ばかりしてきた。
 シュエマン氏は2013年7月1日に開かれる連邦議会以降、議長に就任する予定であるため、憲法改正に関する諸規定を改正すべく誠実に政務を執り行う必要があり、スーチー氏に[大統領の席を]競う権利を与えて公平を期するべきだ、と政治評論家たちは意見を述べる。
 シャン諸民族民主連盟議長のウー・クントゥンウーは、大統領資格要件の一点のみならず、複数の箇所を改正する必要があり、すべての土着民族の権利[の保証]と、国民が信用できる憲法への改正は国家の基盤になると述べた。
 「大統領への就任を希望すること自体は咎めることではない」とも彼は語った。
 ミャンマーが民主化して2年の間に国内外から認められてきたミャンマー政治指導者の3人、すなわち、現職大統領テインセイン氏、国民代表院議長のシュエマン氏、国民民主連盟議長のスーチー氏はみな、来る2015年選挙において大統領の座を狙うと発言してきたため、2015年選挙に向けて一層盛んに成熟した議論が戦わされてゆくだろうと作家のチョーウィン氏が述べた。
 2015年総選挙で連邦団結発展党が多数の選挙区で当選したなら、党首であるシュエマン氏を大統領として選出することを連邦団結発展党副党首ウー・テーウーが発言している。
 連邦議会国民代表院議長シュエマン氏を、政権与党の連邦団結発展党が支持しているのだ。
 しかし、その背後には、利権をめぐるもめごとが起きる可能性があるか、との否定的見解もある。
 現職大統領テインセイン氏は国際的にミャンマーの政治改革の象徴として認められているうえに、ミャンマー国民の支持も得ている。
 しかし、現在起こっている民族・宗教対立に終止符を打つことができていないという問題も依然としてある。
 長い間、国民的リーダーであり続けたスーチー氏に対しての国民の支持には疑いの余地はないが、人権の観点からの歯に衣着せぬもの言いや、いくつかの不評な決定事項のために一部の人から批判を受けたことがあった。
 ヤンゴンの31番通りの街角でキンマ売りをする56歳のウー・ガールーにとっては、誰が大統領になろうが重要ではない。
 「誰がなるにせよ、良い人がなることが大事だ。新しい人なら一層期待できるに違いない」と彼は語った。

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( 翻訳者:古橋櫻子 )
( 記事ID:162 )