ミャンマータイムズ、会社解散を裁判所に申請(9-34-19[29]-1)
2013年09月03日付 The Voice 紙

ヤンゴン 8月29日

 ミャンマータイムズは、ビルマ語版・英語版の二言語による週刊タブロイド紙であるが、その発行元であるMyanmar Consolidated Media社(以下MCM社)の株式51%を保有する取締役のティントゥンウー博士、キンモーモー博士夫妻が、ヤンゴン地域西部所轄裁判所に同社解散の申請をしたことを、夫妻の弁護士チョーミン氏が明らかにした。
 両氏は8月12日にその申請をし、裁判所が9月26日にヒアリングを行う予定だと同弁護士は述べた。解散を申請するに至った理由について詳細は語らなかった。
  「ティントゥンウー博士が会社を解散するために動いているのが理解できない。双方が共同で行うことによってのみ、事業は最善の結果を得られると思う」と、MCM社のもう一人の取締役であるロス・ダンクリー氏は述べており、[それについての記事が]8月30日付けミャンマータイムズの紙面に掲載されている。
  「苦労して出資者を探しているのをよく知っているはずなのに、彼はなぜこうも問題を起こしたがるのだろう」とロス・ダンクリー氏は疑問を投げかけている。
 キンモーモー博士は6月28日にミャンマータイムズ社へ出向いた折、関係のない人物を許可なくオフィスに立ち入らせたため、ロス・ダンクリー氏がキンモーモー博士の腕を引っぱって「Get out (出ていけ)」と発言し、同行していた義理の息子を拳で殴ったことが問題となり、チャウダダー区警察署に双方が訴えを起こしていた。
 会社解散の申請が出された件に関し、8月26日午後、ロス・ダンクリー氏のrsdunkly@gmail.com宛にEメールで質問を送ったが、8月29日現在返信はまだ無い。
 MCM社は2000年に、オーストラリア人ロス・ダンクリー(Ross Dunkley)氏とサンニースエ氏により設立され、国軍情報部が解体された時に、サンニースエ氏とヤミンティンアウン夫人の株式は、情勢の変化に伴いピーミャンマー・ジャーナルを発行したティントゥンウー博士、キンモーモー博士夫妻に売却された。
 ロス・ダンクリー氏はMCM社の株式の49%を保有している。

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( 翻訳者:井坂理奈 )
( 記事ID:284 )