少数民族政党5党および統一民族連邦評議会の憲法改正案、政府に提出へ(9-36-1-2)
2013年09月15日付 The Voice 紙

ヤンゴン 9月12日

 政府が2013年内に開催すると保証している、すべての少数民族武装組織が参加する政治協議会の場で、少数民族連合(UNA)と11の武装組織から成る統一民族連邦評議会(UNFC)が合同で準備した憲法改正案を提出する予定であると、少数民族連合議長ウー・エーターアウンが述べた。
 2013年9月中に、ミャンマー全土のすべての少数民族武装組織と停戦協定に署名を交し、12月を最終期限としてその政治協議会を開催すると、連邦平和実現委員会副議長のウー・アウンミンは表明している。
 少数民族連合の5つの政党と統一民族連邦評議会による憲法改正案には、土着民族の対等な権利に基づく連邦制(フェデラル・システム)も盛り込まれている、憲法を改正するには、単に党内で修正作業を行うだけでは不十分であり、政府が少数民族を主体とし開催する協議会において、連邦制の明記を目指し、改正案を提出するものであるとウー・エーアウンは話した。
 協議会に向けてその憲法改正案を提出すべく準備をすすめているとするが、統一民族連邦評議会は、8月8日に開催された連邦平和実現委員会との協議において、停戦協定の基本原則の一部を受諾しない旨述べている。
 同様に今月中に、全土における停戦を実現するとの政府の声明についても、11の少数民族武装組織の内、カチン独立軍(KIA)/カチン独立機構(KIO)との間で協定を結ぶことが出来るのかという問題も未だ残されている。

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( 翻訳者:古橋櫻子 )
( 記事ID:294 )