ミャンマーは極めて重要な岐路に差し掛かっているとドー・アウンサンスーチー語る(9-47-1-2,4-3)
2013年12月01日付 The Voice 紙

ヤンゴン 11月28日

国民が長年渇望してきた民主主義制度を成功裡に築くため、ミャンマーは極めて重要な岐路に差し掛かっている旨を国民民主連盟(NLD)議長のドー・アウンサンスーチーが語った。
 第25回世界エイズデー式典に出席すべく、そしてシドニーにある2大学から授与される名誉博士号を受け取るべく、オーストラリアに滞在中である同氏が、11月28日に在豪ミャンマー人家族らと面会した際に、先のように述べた。
 「私たちの国は現在極めて重要でデリケートな岐路に差し掛かっている。一部の人は2010年にすでに到達したと考えるが、それは違う。今差し掛かっているのだ」と同氏は説明した。
ミャンマー国民が渇望する民主主義を達成できるかどうかは、今この時に決定されるであろうということ、それは憲法と重要な関連があり、ひとつの国家の基本となる憲法が正しくないならば、その国家は安定や平和、発展などが得られないであろうことを同氏は加えて語った。
 民主主義制度を築く際、双方向からのやり取りがなければならず、政府と国民との間、少数民族同士の間という双方の平等なやりとりがあってはじめて国家が平和になる、そのためすべての国民が平等なやりとりを目指しつつ政治を進めてほしい、と同氏は促した。
 同氏にはオーストラリアのシドニー大学とシドニー工科大学が名誉博士号を授与し、ミャンマーの変化のたびにミャンマー国民に寄り添う旨を上記の大学総長らが語った。
 軍政期に弾圧されたことを忘れられない人々を理解できるが、視野を広くするべき時がきたこと、恨みを恨みで返すというのは、将来、国家建設をスムーズに行えないことをドー・アウンサンスーチーが述べた。
 同氏はオーストラリア訪問中、オーストラリア首相トニー・アボットと会談したほか、ニューサウスウェールズ州知事、在豪ミャンマー人家族らとも面会し2大学で講演を行った。

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( 翻訳者:古橋櫻子 )
( 記事ID:438 )