ベトナム初のアオザイ博物館がオープン
2014年01月22日付 VietnamPlus 紙
1月22日、ホーチミン市にてベトナムのアオザイを専門にした博物館が正式にオープンし、数世紀にわたるベトナムの伝統衣装であるアオザイを鑑賞する国内外の見学者を迎え入れた。
この博物館はデザイナーのシー・ホアン氏が投資して設立されたもので、ベトナム初のアオザイ博物館である。博物館は文化・スポーツ・観光省の規則に従って活動し、ホーチミン市の文化・スポーツ・観光局と地方政府の管理下に置かれている。
アオザイ博物館はホーチミン市第9区ロングフオック坊にあり、36着のアオザイを展示している。そのうち18着のアオザイは、17世紀の四身アオザイや18世紀の五身アオザイ、19世紀の阮朝の王朝アオザイのようにアオザイの歴史を示している。
他のアオザイは、グエン・ティ・ディン氏、グエン・ティ・ビン氏、トン・ヌー・ティー・ニン氏、人民芸術家のチャー・ザン氏、人民芸術家のバック・トゥエット氏のような政治、経済、文化の分野で著名なベトナムの女性達ゆかりのアオザイである。
アオザイのコレクションのほかに、博物館は伝統衣装をまとったベトナム人女性の写真約3000枚を展示している。
デザイナーのシ―・ホアン氏は、1995年から2013年の間に、世界の20以上の国にベトナムのアオザイを紹介してきた。5年前に東京の着物博物館を訪れた後、ベトナムアオザイ博物館に関する彼の夢はますます強くなったという。
博物館の目標は、国内外の観光客に対して民族伝統のアオザイの写真を広く広め、それを通して生徒や学生たちが過去のそれぞれの発展段階におけるベトナム民族の文化を理解することである。
博物館は毎日8時から17時まで開館している。
( 翻訳者:石井恵梨、高見彩華 )
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