4月4日の地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー（訳注：公式な略称は「国際地雷デー」）にあたり、潘基文国連事務総長は、地雷対策に注力するなかで、世界は女性をより一層力強く活用する方策を講じる必要があると呼びかけるとともに、地中に危険な武器のない世界とする考えを推進するためにも女性の重要な役割を強調した。
　在国連のベトナム通信社特派員は国連地雷対策機関（UNMAS）のリリースを引用し、地雷のために毎日10人もの人が死亡あるいは障害を負っていることを確認した。そのため、国連によれば、地雷（対策）に関する行動は、単に地中に残った地雷の除去を行うことと比べ、より多くの努力が求められる。（具体的には）この活動には、地雷の影響を受ける地域で危険から身を守るための方法を人々に教示することが含まれる。
　潘基文事務総長は全世界の女性が地雷の一掃、地雷による後遺症の回避、地雷の影響を受ける地域の人々の意識の向上と地雷の被害者への支援において、重要な役割を果たしていると強調した。女性、少女もまた地雷の主な被害者であるか、あるいは家族が犠牲あるいは負傷したことで困難に直面している。
　国連事務総長よると、こうした現状に鑑み、国連は地雷に関する行動計画の中で女性の考えを聞くあらゆる方法を模索し、この（地雷対策という）グローバルなキャンペーンのため女性がより多くの役割を果たすよう奨励している。
　また、4月4日の国際地雷デーあたり、国連事務総長は地雷のない世界のため、世界はさらにより多くの人材を動員し、ともに手を取り合って行動するよう呼びかけた。

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（ 翻訳者:高見彩華 ）
（ 記事ID:642 )