≪週刊ニュース≫連邦制度を政府が受け入れていないとのKIOグンモー将軍発言は正しくないとウー・イェトゥッ説明(10-15-18-4)
2014年04月28日付 The Voice 紙

 政府と少数民族武装組織の和平協議において、政府が連邦制度(フェデリー・サニッ[英語のFederal Systemに起源するビルマ語―訳者註])を受け入れないために協議に時間がかかっているというKIA/KIO副参謀長のグンモー将軍の発言に対し、大統領報道官のウー・イェトゥッが間違っていると説明した。
 アメリカ合衆国に訪問中のグンモー将軍にVOA通信社がインタビューを行ったところ、政府が連邦制度(フェデリー・サニッ)を受け入れようとしないために和平プログラムの一部が遅れているとの発言をした。これに対する大統領報道官の返答だった。
 大統領報道官ウー・イェトゥッは、フェデリー・サニッとピーダウンズー・サニッ[ビルマ語で一般的に連邦制度を指す言葉―訳者註]は言葉の使い方が違うだけであり、ミャンマーでは、連邦制度(フェデリー・サニッ)のように州政府と中央政府の間で権力を分配していると述べた。
 4月22日のVOA通信社のインタビューでグンモー将軍は、少数民族側が主要な政治問題として連邦制度(フェデリー・サニッ)の要求を掲げているにもかかわらず、政府は受け入れない見解を示していることや、停戦協定のための協議で、政府は連邦(フェデリー)という言葉を全く使わなかったことを話した。
 カレン民族同盟(KNU)中央執行委員のパドー・マン・ニェインマウンは本誌に対し、政府は連邦制度を受け入れていると解釈しているが、言葉の定義が食い違っている可能性があるので調整してゆく必要があると述べている。

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( 翻訳者:吉野恵 )
( 記事ID:674 )