ヤカイン民族、国家の西側の扉で苦労していると国会議長が語る(10-16-1-2, 29-3)
2014年05月05日付 The Voice 紙

チャウピュー 5月1日

 ミャンマーの主権と領土所有問題に関して、ヤカイン民族が西側の扉で苦労していることを、国会議長のトゥーラ・ウー・シュエマンが、チャウピューで開かれているヤカイン民族会議で5月1日に述べた。このほかに、民族、宗教、文化、文学がなくならないようにとても苦労していることを同氏は述べた。
 さらに、ヤカイン州とミャンマー連邦の平和と発展のために議会の最高責任者の一人として努力する、と同氏は述べ、続けて以下の点についても発言している。
 ヤンゴン管区域のヤカイン民族問題大臣が、1982年の国籍法に従い国籍調査を行ってくれるよう、先の会議の基本原則の1つとして要求したが、会議で述べられたことに対し修正すべき法律であるならば修正されねばならず、有効な法律であるならばそれに従って国籍調査を行なう必要がある。
 「古い法律だ、という声があるが、だからと言って国籍調査をしなくていいわけではない。しない人の責任である。きちんと実行して初めて法の支配といえるのである」
 ヤカイン民族には、自らの宗教を慈しみ尊ぶ精神があるが、この精神を真の洞察力を持って利用していくことが必要であること、その洞察力を使って熟考をせず、反発心からやってしまうようなことで法に違反すれば、処罰される。
 「法や規則をよく知ってから、法に従うことが必要だ」
 ヤカイン民族としては、秩序を保つこと、気質が良いことの他に一致団結することがとても重要であり、一致団結しなければ弱体化するのでヤカイン州を再建できないだろう。
 「自分の民族さえも一致団結しないというなら、他の民族と一致団結することは難しい」
 また、ヤカイン民族党の副指導者エーマウン博士は、ヤカイン民族の政治的目標を実現するには、国内の政治勢力の団結力も弱く国外勢力であるヤカイン武装組織もまだ団結していないこと、その目標を実現するためには国内外でまとまる必要があること、を述べた。

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( 翻訳者:高山秀俊 )
( 記事ID:675 )