≪週刊ニュース≫アセアン首脳会議で南シナ海問題に一層の危惧(10-18-17-1)
2014年05月19日付 The Voice 紙

 アセアン加盟以来十数年余りを経て、ミャンマーで初めて開催された第24回アセアン首脳会議(アセアンサミット)において、2015年アセアン共同体の実現にむけた協議が為されたが、南シナ海問題が海外メディアで一層注目されており、アセアンの外相ら首脳陣は2月[原文ママ]10日、南シナ海問題のための共同声明を発表した。
 5月初め以降ベトナムと中国の間で緊張が高まる中、フィリピン、ベトナム、インドネシア各国の外務大臣らを中心に、5月10日、サミット前日の会議で、南シナ海問題に関して中国とアセアン諸国が遵守しなければならない南シナ海行動規範(COC)の策定へ向けた話し合いが行われた。
 その会議では、アセアンの市民社会組織の代表と国のトップが直接顔を合わせ、アセアン市民フォーラム宣言について議論することをミャンマーの外務省が承認していたが、5月10日に会合を取りやめると発表したため、批判も出ていた。
 首脳会議においては、2015年アセアン共同体の実現と2015年以後のアセアン地域内の状況、南シナ海問題、朝鮮半島問題、中東問題についても話し合われた。
 テインセイン大統領は、サミットのオープニングスピーチにおいて、自然環境を保全管理し、気候変動を防ぐために、マングローブ林を育成すべきであると呼びかけた。

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( 翻訳者:大橋 響 )
( 記事ID:722 )