ワールドカップが近づき、金市場の不安定化を予測(10-21-2-2)
2014年06月09日付 The Voice 紙

ヤンゴン 6月5日
 1ヶ月間で国内の金価格が1万5000チャット近く下落してきており、今月にはサッカーワールドカップ開催の影響で国内金相場に変動が起きるだろうとシュエボウンターの金卸売市場で売買を行う多くの商人が予測している。
 ミャンマー国内では東南アジア競技大会開催時に金の売買が鎮まったので、現在のように全世界が関心を持つワールドカップが近くなると金の取引が減少する可能性があり、価格上昇や下落を様々に予測しているとヤンゴン管区域の金取扱業協会執行委員ウー・エーチョーが本誌に語った。
 「全世界がワールドカップに関心を持つということは、金の方にあまり関心がいかなくなるということなのだよ。ワールドカップを観て、世界の金価格が下落すると予測する人々がいる。私は上昇すると見ている。下落し続けてばかりだし、そろそろ上昇に転じてよい時期だと考えている」と同氏が述べた。
 目下、金市場においては価格が下落し続けている、市場原理によれば、金の価格が下落すれば取引の鎮静化を予測して購入者が減り、金の価格が上昇すれば取引の活性化を予測して購入者が多くなる、と金商人の一人が説明した。
 「ワールドカップが近づくと金相場に変動がある。どのようになるかは予測困難だ。上昇することもあり得るし、現在の価格よりももっと下落することもあり得る」とシュエボウンターで金の売買を行っているウー・ソーニュンも言う。
 6月5日、金の始値は1チャッター[約16グラム―訳者註]646,300チャット、国際的な表記では1オンス[約31グラム―訳者註]1,243ドルであった。5月1日の相場は1チャッター660,500チャットであり、1ヶ月間で1万5000チャットも下落し続けているということがシュエボウンター金卸売市場での調査から明らかになった。

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( 翻訳者:小林奈那 )
( 記事ID:829 )