外国におけるベトナム語教育の質を向上させる
2014年06月24日付 VietnamPlus 紙
6月24日、ハノイにおいて、在外ベトナム人に関する国家委員会(外務省)が教育訓練省と連携し、2014年第2回在外ベトナム人教師のためのベトナム語教育訓練講座の開講式が開催された。これは、成功を収めた2013年の訓練講座に引き続くものである。
在外ベトナム人コミュニティの中におけるベトナム語の教育と学習を維持・推進する事は、在外ベトナム人に対する取り組みの中でも重要な内容の1つであり、在外ベトナム人コミュニティのベトナム語教育の質の向上は、常に党の指導者達と国家から関心を寄せられてきた。
訓練講座開講式において、外務省次官であり在外ベトナム人に関する国家委員会委員長であるグエン・タイン・ソン博士は、このプログラムを通し、海外でベトナム語を教える事に心血を注ぐボランティア教師達は、関心・希望・良き感情を在外ベトナム人の若い世代に伝えていくだろうと述べた。特に、生徒が故郷の国を愛し理解し、また民族文化を保存・維持していくよう、これらの教師はベトナム語でベトナムの歴史・文化・生活・人々についての教養を伝えていくだろうと述べた。
在外ベトナム人教師のためのベトナム語教育訓練講座の今回の参加者は、ベトナム人が各国で組織したコミュニティや団体によるベトナム語クラスで教えている教師30人であり、その国々はチェコ、ドイツ、ラオス、タイ、イギリス、ルーマニア、ポーランド、ウクライナ、フランス、中国等である。
講師は、ベトナムにおいて言語とベトナム語の教育分野の著名な教授たちである(『楽しいベトナム語』の著者グエン・ミン・トュエット教授や、『故郷ベトナム』の著者マイ・ゴック・チュウ教授等)。
この講座は、在外ベトナム人教師のトレーニングや養成、『楽しいベトナム語』、『故郷ベトナム』などのテキストや教育訓練省によるいくつかの関連資料のような、在外ベトナム人専用のカリキュラムに沿ってベトナム語を教える際の授業水準や専門性、教育性の向上を目的としている。
訓練講座に参加している間、受講者らはホーチミン廟を訪問し、ハノイ市やクアンニン省にある名勝旧跡を観光する。
訓練講座の最後には、受講者らは認定を受けて在外ベトナム人コミュニティの為のベトナム語教育の重要なサポーターであるとされ、政府の36号決議の精神に基づき、在外ベトナム人に対する事業を実現する役割を担う。
在外ベトナム語教師の為のベトナム語教育訓練講座は、2014年6月24日から7月12日まで開催される。
( 翻訳者:梅原美希、横田知之 )
( 記事ID:916 )