朴槿恵大韓民国大統領の招きにより、グェン・フー・チョン・ベトナム共産党書記長は2014年10月１日～４日、大韓民国を公式訪問した。訪問に際し、両国は越韓共同声明を発表した。全文以下の通り。

１．朴槿恵大韓民国大統領の招きにより、グェン・フー・チョン・ベトナム共産党書記長は2014年10月１日～４日、大韓民国を公式訪問した。10月２日、朴槿恵大統領と会談、朴槿恵大統領主宰の宴に参加した。

２．朴槿恵大統領とグェン・フー・チョン書記長は1992年の外交関係樹立以降の二国関係の強力な発展を高く評価した。両国は2009年に構築された越韓戦略的パートナーシップ関係の全面的強化とさらなる深化の必要性を強調した。同問題に関し、両首脳は政治、治安、国防、ビジネス、経済、文化、社会、地域および国際問題等、多くの分野における協力を強化する決意を表明した。同精神に基づき、両首脳は二国間の協力関係を新たな段階に高めるため、現在の政府間委員会のシステムを強化していく方法を模索することで一致した。

３．両首脳は、両国の政府、国会、党のハイレベルな交流を強化し、政治、安全保障、相互信頼の協力強化に向け、現行の対話のルートをより活用していくことで一致した。両首脳は、2014年中に越韓FTA交渉を妥結させ、二国間のビジネス、投資協力を推進することで一致した。また、労働、工業、農業、財政面での現在の二国間の協力関係、さらには、両国の持続可能な発展を支援し、両国経済を効果的に結び付けるための大規模な開発プロジェクトやインフラ整備案件をさらに拡大するとともに、より良い条件を整えていくことで同意した。両首脳は、両国の個人投資を促進するため、投資環境改善の重要性についても確認した。同問題に関し、グェン・フー・チョン書記長は韓国企業による投資がベトナムの発展に寄与していると高く評価し、ベトナムでの韓国企業による投資拡大のため、より良い条件を整えるとのベトナム政府の決意を示した。

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（ 翻訳者:辛川翔太 ）
（ 記事ID:1090 )