ワ民族を含む少数民族武装勢力3組織とテインセイン大統領がチャイントンにて面会
2015年05月09日付 The Voice 紙

 全国的な紛争停止の(合意)署名が可能となるよう、ウー・テインセイン大統領とワ州連合軍(UWSA)を含む少数民族武装勢力3組織とが個別に会談を行ったと、大統領府の責任者の一人が述べた。
 その会談は、5月8日にシャン州東部のチャイントン市で行われ、ワ族連合軍中央委員会委員ウー・パウッユーイー、マインラー武装組織リーダーのウー・サイリン、シャン州復興評議会(RCSS/SSA)議長であるユエッスィッ中将が出席しており、別々に会談を行ったと同氏は述べた。
 大統領と3つの少数民族武装組織との会談、協議の詳細を発表することはできないと同氏は述べた。その会談の中では、12の少数民族武装組織が出席したパンサン民族会議を行ったこと、全国的な紛争停止に関する合意書に署名できるよう努力をすることについて話し合ったと、RCSS/SSAの広報担当サインフラ大佐が述べた。
 ワ州連合軍中央委員会委員は、大統領との協議について、詳細な点をまだ発表できないと述べた。
 全国的な紛争停止合意(NCA)草案については、国軍との戦闘が発生している、ポンチャーシン率いるコーカン武装組織(MNDAA)、タアン/パラウン民族解放軍(TNLA)、アラカン民族軍(AA)が参加する12の少数民族武装組織の会議を、 ワ州連合政党及びワ州連合軍が統治するパンサン市で6日間行った。
 その会議は5月6日、ワ自治区をワ民族州のレベルに引き上げる請願を会議に出席した武装組織が支持したこと、少数民族は連邦制国家を離脱しないことなどの事柄を含め、12の事柄についての声明を発表した。
 その他の発表には、内戦問題を政治的手段に基づいて議論し解決する必要があり、紛争停止合意書の締結においては、紛争状態にある少数民族武装勢力も対等に加わるべき、という見解も含まれていた。

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( 翻訳者:土肥眞麻 )
( 記事ID:1421 )