タイで開催の密航者対策会議がロヒンギャの件というタイトルならば欠席する、と政府
2015年05月16日付 The Voice 紙

ヤンゴン 5月15日

タイで開催される密航者対策会議にミャンマーが参加するための正式な招待がまだ無く、招待されたとしてもロヒンギャの件とういうタイトルならば欠席するという旨を大統領府局長のウーゾーテーが述べた。

密航者問題に関してインドネシア、マレーシア、バングラデシュ、ミャンマー、オーストラリア、アメリカを含む計16か国からなる会議を5月後半に開催する予定であることをAFP通信が明らかにした。

“ロヒンギャというものを国際的にも引き続き拒否している。会議がロヒンギャ問題ということであるなら出席しない”とウーゾーテーが述べた。

人を殺して埋めた遺体の数々をタイで見つけたこと、数百人の密航者らをインドネシア、マレーシア、タイで見つけたことなどの問題で、国際的な面から批判や圧力が生まれた後、関係国政府が会合する会議が開催されるのである。

労働者らを低賃金で働かせるために、人身売買密輸団と繋がりをもって労働者を違法に密出入国させた結果、このような問題が発生した旨、問題の根源にある人身売買問題を解決せずにミャンマーに多くの責任を押し付けるための会議を開催しようというのであれば受け入れられない旨を、ウーゾーテーが述べた。

“労働者を安く手に入れられる。働かせたいように働かせよう。人権は無い。虐待をしよう。最後に殺してしまおう。このようなことを好き勝手に人身売買密輸団と、やっているのである”とウーゾーテーが述べた。

タイ政府として人身売買密輸団を根絶するよう取り締まる必要があり、タイ当局として人身売買密輸団と繋がりがあるといわれるため、その問題が根絶するよう取り締まるべきであるとウーゾーテーが述べた。

“それらの問題が根絶するまで解決しなければ、ミャンマーと共同で実施することはできない。解決すれば、違法な密航者問題など、もうなくなる。答えは明白なのだ"とウーゾーテーが引き続き述べた。

人身売買密輸団と繋がりをもって違法に人身取引の受入れ側の関係国らには、違法な労働者の輸出を取り締まるというならばロヒンギャ難民と言う口実は人身取引にとって最も良いかくれみのになるとウーゾーテーが述べた。

“ミャンマーを名指しにする、自分の国で人を殺したいように殺す、奴隷にしたければ奴隷にする、好き勝手なことをしているという問題を隠ぺいしている。それらは、自分の責任を自分で背負えないから言っているのである”とウーゾーテーが述べた。

ミャンマー国外に違法にやってきたミャンマー人に対しミャンマー政府が責任を持つのであり、ミャンマー人でない人々の責任は持たないと、大統領府側が明らかにした。

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( 翻訳者:倉橋美希 )
( 記事ID:1455 )