域内での難民の件、ミャンマーを名指しするだけでは解決しないと反論
2015年05月30日付 The Voice 紙

ヤンゴン 5月29日

 国際社会からの圧力のため、タイのバンコクで開催されている域内での難民に関する会合で、船上難民の件についてミャンマーのみを名指しするだけでは解決しないと外務省局長ウー・ティンリンが反論した。
 会合に参加した17の国と組織の代表者に対し、ミャンマーを名指しせずに問題の根元を探すように同氏が促して言ったとAP通信が明らかにした。
不法移動している船上難民はミャンマー一か国のみから出てきているわけではないこと、ベンガル人を国民として受け入れるようにという国連の要求を拒否することを同氏は加えて言った。
 この域内会議では、ミャンマーとして、国民問題のため完全に責任を取る必要があり、ロヒンギャーと称するベンガル人たちの国民である権利の規定と、基本的自由の権利を妨げている障害を取り除くべきであることを、国連難民高等弁務官事務所の弁務官補佐官Mr.Volker Turkは促した。「最終目標はベンガル人に国籍を与えることだ」と同氏は言った。
 大統領報道官ウー・イエトゥッは、船上難民がミャンマー出身者だとするなら、それが正しいかどうかを調べて受け入れていくと各国の外交団に向けて発言した。
船上難民であるベンガル人たちをミャンマーが受け入れるようにという国連および国際社会からの圧力に反対することを、5月27日にヤンゴン市で1000人以上の人々が意思表明した。

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( 翻訳者:久宗美里 )
( 記事ID:1521 )