議会3院の情報収集用メディアルームを閉鎖
2015年06月02日付 The Voice 紙

ネーピードー 6月1日

議会3院で取材する記者たちのために特別に設置してあったメディアルームでの取材が禁止されたことを議会で取材している報道記者らが語った。
 5月26日に連邦議会会議場の写真とビデオでの撮影を禁止したのに続いて国民議会の撮影を禁止し、6月1日に民族議会にあるメディアルームも閉鎖したと報道記者らが言った。
 「議会3院すべてで歩道上のブラウン管テレビでのみ見る許可が与えられている。ヤンゴン管区域議会のように制限した」と議会で取材しているミャンマー・タイムズのドー・イイトールィンが言った。
 取材の便宜のために議会を見学する人たちが座る会議場の後方で一定時間撮影できるように手配すると国民議会副議長が5月28日にメディアに述べたが、現在までまだ実現に至っていないと議会にいる報道記者が言った。
 ミャンマー・ジャーナリスト・ネットワーク(MJN)の発表と在ミャンマーの外国人記者の記事が、制限を再度緩和するよう要求しているが、議会はまだ対処していない。
 「以前は行政府と司法府でだけ透明性がなかった。議会は透明性があると言っていた。褒めて終わりということにはならない。今のようになってしまった。改革を誰がしているのか。法に基づく保証がなく、個人や組織の感覚でおこなっているなら、ミャンマーの民主主義に疑問を投げかけるだろう。表面にだけ金粉を蒔いているというなら私たちメディアはご免こうむる。そんなものはいらない」とミャンマー・マスメディア協会のウー・ゾーテットゥエが言った。
 そのような制限、禁止を国内外のメディアは強く拒絶するべきであると外国記者協会事務局長ウー・ティッサーフラートゥエが言った。
 議会ができた2011年の第2回会議でメディアに対し、報道、撮影、インタビューする許可を時間制限と規則遵守のもとで与えたが、現在開かれている第12回の議会で軍人議員の投票する姿をあるメディアが報道したあと、今回のように禁止されることになった。

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( 翻訳者:久宗美里 )
( 記事ID:1535 )