ヤンゴン 6月28日
世界銀行の借款4億米ドルを使用し、無電化村落地帯における大規模送電線経由以外の発電システム(オフ・グリッド)計画を2016-2017会計年度にはじめていくことが、畜水産地域開発省によりわかった。
上記の計画においては、大規模送電線の電力を繋げるために3億米ドル、大規模送電線を経由せず無電化地域でソーラーシステム、小型水力発電を使用するために8千万米ドル、そして、技術支援手配のために2千万米ドル、合計4億米ドルを使用して電力供給を行っていくことを同省の副次官であるトゥンルィン博士が述べた。
「この電化計画で、(電力供給のための)手段は二種類ある。村の中に送電線を伸ばす(ミニ・グリッド)方式と、各家庭にソーラーシステム(太陽光エネルギー)で電力を供給するような方法だ。一部の地域でソーラー方式が合わなければ、ディーゼル・エンジンを使って電力を供給するだろう」と同氏は述べた。
世界銀行の4億米ドルの借款で、大規模送電システム(オン・グリッド)計画を電力省が実施し、大規模送電線経由以外の発電システム(オフ・グリッド)計画を畜水産地域開発省が実施していく予定である。
ミャンマーの合計6万以上の農村においては、今日に至るまで、電化されていないために薪を主な燃料として使っていることを、ミャンマー再生可能エネルギー協会の事務局長ウー•アウンミンが語った。
( 翻訳者:土肥眞麻 )
( 記事ID:1601 )