その他費用の支払いがあれば、最低賃金3600チャットを受け入れると労働組合が発表
2015年07月04日付 The Voice 紙
ヤンゴン 7月3日
ミャンマーで定めようとしている最低賃金3600チャットに加えて、交通費、生活費含むその他費用の追加規定があれば受け入れる、と5つの労働組合本部が7月3日共同発表した。
最低賃金を4000チャットに定めるよう労働者らは要求していたが、良好な労使関係を築けるように、最低賃金規定に関する国民委員会が最低賃金としてとして申し立てた3600チャットを受け入れることを発表で明らかにした。
しかし、最低賃金とともに、交通費、生活費、職場研修を受ける権利、勤続年数別の利益を受ける権利、1年につき1万チャット増額なども享受できるならば受け入れるとその発表で明らかにした。
「物価上昇分に基づき、必要となる手当も与えなければならない」とミャンマー農業・食品製造業労働組合(AFFM-IUF)の総書記長ウー・ザーニートゥエーが言った。
労働者のために通勤用の車を雇用主が準備しなければならず、準備ができないなら1ヶ月で交通費を最低1万チャット以上に定めなければならないとミャンマー労働組合連盟(MTUF)の議長ウー・アウンリンが言った。
国民委員会が申し立てた3600チャットという基準値は5つの労働組合として最終段階ということでのみ受け入れたもので、さらなる協議をするつもりはないと5団体共同の発表で明らかにした。
最低賃金と一緒に、他の費用を含めて規定するように要求する予定であり、その要求に応じず最低賃金3600チャットとだけ定めたら拒否すると、ウー・アウンリンが言った。
5つの労働組合はMTUF、AFFM-IUF、ミャンマー教職員組合、ミャンマー海事労働組合、移動労働者権利ネットワークである。最低賃金を3600チャットと定めた場合、労働者約20万人に雇用を与えている中国と韓国の雇用主らが、所有する縫製工場90カ所以上を9月に閉鎖すると7月2日に警告してある。
最低賃金3600チャットを縫製工場の雇用主たちは支給できないことを、7月2日実施の最低賃金に関する縫製工場事業主ら会議で雇用主たちが意思表明した。
( 翻訳者:久宗美里 )
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