国軍と民主カレン慈善軍(DKBA)の衝突により、タイ国軍が厳戒態勢
2015年07月06日付 The Voice 紙

ヤンゴン 7月5日
 タイとミャンマーの国境、ミャワディー=コーカレイッ道路において国軍と民主カレン慈善軍(DKBA)の間で衝突が起こったため、タイ軍が国境で安全のため厳戒態勢に入っているということを、タイ軍高官の発言にもとづきバンコク・ポスト紙が報道した。タイのターク県メーソート側で厳戒態勢をとっていることが同紙で発表された。
 国軍とDKBAとの衝突が起こった場所は、タイ‐ミャンマー国境ターク県のメーソート市から28kmしか離れていないので、そのように安全のため厳戒態勢をとったと7月5日付のバンコク・ポスト紙インターネット版が報じた。
 そのようにタイ軍として厳戒態勢を作っていることは、どのような国の政府でも採る通常の方法であり、現在国軍とDKBAは協議をしているため心配ないと大統領府の高級官僚は述べた。
「どの国も、自分の国境で今のように衝突が起これば、その国の安全のために準備をするものである。今回もこちらで衝突が起こったので、DKBA側の人々がもう一方の国に侵入するようなことになるのを心配したからだと思う。これは通常のことだ。私たちの方は二国間の通常の関係を保っている」と述べた。
 前記の件に関して、DKBAの責任者のもとに電話で質問しようとしたが、つながらなかった。
 ミャンマーを含むASEAN地域において一部の国々をつないでいるアジアハイウェイのミャワディー=コーカレイッ区間において、国軍と民主カレン慈善軍(DKBA)は7月2日に衝突した。
 その衝突で、7月4日、旅行中の民間人2人が射撃され、コーカレイッ病院で治療を受けている。

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( 翻訳者:平野美華 )
( 記事ID:1632 )