水害被災者が100万人を越え、そのうち子供が30万人以上含まれるとユニセフが発表
2015年08月15日付 The Voice 紙
ヤンゴン 8月14日
水害の被害を受けた小さな子供とその家族の数が引き続き増加しており、これまでに被災者計110万人のうち子供も39万人被災していると国際連合児童基金(ユニセフ)が発表した。
「母乳が出なかったので、練乳を水に溶かして飲ませていた」と洪水被害を受けたニャウンドン郡のエー村にいた11カ月の乳児の母であるドー・サンエーは述べた。
水害被災者のおよそ半数以上が女性であり、2万1千人以上の妊婦と2万人以上の授乳中の母親が含まれていること、洪水のために安心できる水源を得るのが困難な状況にあっては、新生児の健康のために母乳を飲ませることが特に重要であること、下痢と水のせいで起こる病気が子供の命を奪う可能性があるということをユニセフは指摘した。
「汚い水を食べ物と混ぜるということ、例えば子供用の粉ミルクを汚い水で溶かすのは危険だ。母乳だけ飲ませることは最も安心で、母乳には必要な栄養が含まれており、小さな子供の健康を守れる抗体が含まれている」とユニセフのアドボカシー・パートナーシップアンドコミュニケーション部の部長であるアリソン・ローズは述べた。
ユニセフは安心できて清潔な水を再び使用できるよう協力しており、清潔な環境のためにトイレの建設、水浄化用の錠剤および衛生用品の配布を行っている。
子どもたちの健康増進のためにユニセフは緊急に栄養価の高い食品や子供たちを守るための用品、精神的な援助などを行っている。
現時点で、ミャンマーのバゴー管区域とエーヤーワディ管区域で水害が起こっている。
( 翻訳者:小林明里 )
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