シットゥエ、マウンドー、ブーディータウンの治安を特別レベルと定め警戒
2015年09月08日付 The Voice 紙
シットゥエ 9月7日
今年の総選挙にあたり、不穏な動きが起こりうるとしてヤカイン州のシットゥエ、マウンドー、ブーディータウンの3郡の治安レベルを特別レベルにして警戒するとヤカイン州警察のネーミョー警察大佐が述べた。
前述の3郡で発生した破壊活動や迷惑行為を未然に防げるよう動くこと、チャウットー、ミャウッウー、ミンビャー、ヤデータウン、パウットー、ヤンビェなどの郡で警戒レベルを通常監視レベルとすることが決まっているとのこと。
「総選挙を混乱させるために政治を利用するやりくちが出てこないとは言えない。ヤカイン州で国勢調査のときのような破壊活動や迷惑行為があるかもしれない。」とネーミョー警察大佐は考えている。
今回の総選挙で臨時身分証明カード(ホワイトカード)の所持者は投票権を与えられないため、選挙期間中にマウンドー郡やブーディタウン郡でロヒンギャと名乗るベンガル人の武装組織(RSO、ロヒンギャ連帯組織)による活動が行われるおそれがあると同氏が述べた。
シットゥエの市内でも難民キャンプ等に破壊活動や迷惑行為を起こす人々が入ってくる可能性があるので見逃さずに監視すると同氏は続けた。非常事態発生時には、国軍や法強制執行組織、治安組織と合同で対応するとのこと。
マウンドーやブーディータウンでは地域警察部隊のほか国境警備警察大隊も治安保持のため責務を果たすことを同氏は述べた。「投票所のみならず警備員は国境の柵一帯のゲートに出入りがないように、そして破壊活動や迷惑行為が起こらないように今後注意を向ける」と言及した。
選挙期間中は2500人を超える規模の警察の特別要員を配置することがヤカイン州警察本部への取材で明らかになった。
キンマウンエー記者
( 翻訳者:宮木春花 )
( 記事ID:1804 )