在外ミャンマー人らの投票で困難に遭遇
2015年10月17日付 The Voice 紙

ヤンゴン 10月16日

 国外でミャンマー人が最も多くいるシンガポールで、在外有権者らが投票許可を与えられた10月15日にミャンマー大使館で投票を開始したところ、現地時間午前8時頃に200人を超える人が集まったため、時間が足りずに問題が起こったことが、シンガポールに住むミャンマー人への取材によって分かった。
 期日前投票の際、1時間あたり200人ほどしか投票できないために遅延が生じたこと、一部の有権者は投票者名簿の記載事項が確実であるにも関わらず投票を認められなかったこと、投票者名簿に含まれるにもかかわらず投票券が届かないなどの問題があったことを、シンガポールで選挙活動に取り組み、帰国して投票を行う団体Fly to Voteの広報担当者ウー・テインミンウィンが話した。
 「問題については聞いている。投票券に署名がされていなかったり、地区投票所の住所が間違っていたり、三票投じなければならないのに二票しか投じていなかったりといったことがあった」と同氏は語った。
 シンガポール以外にも、韓国で10月15日から期日前投票が始まり、投票しに来る人々がいること、様式15(在外有権者の投票申請用紙――訳者注)により投票しようとしたところ投票者名簿に含まれていなかった人たちがいまだにいることなどを、韓国にあるラカイン青年会(韓国)に所属するウー・ネーリントゥンが述べた。
 「日曜日にみなで投票に行く予定である。私たちは釜山に住んでいるが、ミャンマー大使館はソウルにあるので、仲間と集まって一緒に行く」と同氏は語った。
 来る総選挙のため、タイ、マレーシア、シンガポール、韓国などでは期日前投票の投票日を当該国にある大使館が10月8日に発表しており、国外で合法的に滞在、就労している300万人のミャンマー人のうち、3万人を超える人々が投票の為の申請をしていることが、連邦選挙管理委員会筋より明らかとなった。

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( 翻訳者:大橋 響 )
( 記事ID:1905 )