タウンゴウッでのドー・アウンサンスーチーの演説で、ベンガル人の件に関して最多の質問を受ける
2015年10月17日付 The Voice 紙
タウンゴウッ 10月16日
ドー・アウンサンスーチーの選挙遊説の中で最大の挑戦になると予想されるヤカイン州での遊説初日、タウンゴウッ町での演説でベンガル人の件に関して最多の質問を受けた。
タウンゴウッ町で行われた演説で7つほどの質問を受け、そのうち3つがベンガル人に関するものだった。
国民民主連盟(NLD)が政権を握ったら、ミャンマーにベンガル人らがやってくるというのは他団体のデマである、とNLD議長のドー・アウンサンスーチーが返答した。
「どこかの団体が全国規模でデマを広めていると考えられる」とドー・アウンサンスーチーは答えた。
宗教問題、民族問題の政治利用を禁じると2008年憲法で定められているにも関わらず、政治において宗教問題、民族問題が利用されている件を関係当局が取り締まらないと同氏は言った。
ヤカイン州が天然資源を豊富に持つにも関わらず貧しいのは、国の制度に原因があるとドー・アウンサンスーチーは言った。タンドゥエー空港からタウンゴウッ町まで44マイルの距離をドー・アウンサンスーチーは2時間ほど車で移動し、地元住民らが彼女をその道路沿いに並んで出迎えた。
「タンドゥエーからここへ来る時に、以前とは違う新しい道路が開通したのはわかったが、(訳者注:道がかなり悪かったので)車の中では馬に乗っているように跳ねていた」と同氏は語った。
NLDが政権を握ったら、行政機関全体で賄賂がなくなるようにすると同氏は語った。
ドー・アウンサンスーチーの13年間で最初のヤカイン州での遊説を地元住民1万人近くが出迎え、予想していた数字を上回った。
「こんなに多くの人々が来ると思っていなかった。みんな村からここにやってきた」と30才くらいのタウンゴウッ町住民でNLD党員であるウー・ピューマウンが言った。
遊説前は先に現地入りした一部組織が妨害をうけ、安全面で懸念するような状況に遭遇したが、遊説1日目は問題なく順調に終了した。
ドー・アウンサンスーチーは遊説2日目として、10月17日にタンドゥエー町で選挙演説を行うことになっている。
( 翻訳者:石橋知士 )
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