2015年選挙が清廉潔白で自由公平な選挙になるとは思わないとウー・ミンコーナイン
2015年10月19日付 The Voice 紙

ヤンゴン 10月18日
 有権者リストや国外での事前投票において間違いが多数発生している2015年の総選挙は、清廉潔白で自由公平な選挙になるとは思わないと、88年世代平和オープンソサエティ指導者のウー・ミンコーナインが話した。
 シンガポールを含む諸外国での事前投票に際して多数の間違いが発生していることは、誠実さに欠けると同氏が話した。
 10月18日に(ヤンゴン)市庁舎前において行われた国民民主連盟(NLD)チャウタダー郡区の候補者らの紹介及び投票を呼びかける演説会において、同氏がそのように話したものである。
 「国外にいる我々ミャンマー国民らが自国のために投票しようと頑張っているのだが、そのためには道端で座って待ち、また歩道上で眠り、投票するのを待たねばならない。そして投票したところで、各大使館から持ち出された票がことごとく間違っているのである。我々は、誠実であるとは思わない」と同氏が話した。
 10月16日から、シンガポール在住のミャンマー国民らはミャンマー大使館で事前投票を行えるにも関わらず、有権者リストに名前が掲載されていない、候補者名が掲載されていない、3つの議会(訳者注:国民代表院、民族代表院、地方議会)に対する投票権すべて、あるいはいずれかを行使できない、という事態が発覚している旨、同氏が話した。
 11月8日に、ミャンマー全土で開催される予定の総選挙においても、国民が注意して見守る必要があると同氏が話した。
 ミャンマー国内計307郡から37の諸外国に滞在している有権者は3万以上おり、それら有権者のために外務省を通じて関係各大使館に投票用紙を送付したことが、連邦選挙委員会からわかった。

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( 翻訳者:酒徳 結 )
( 記事ID:1918 )