新政府への政権移譲は円滑に行うとテインセイン大統領が約束
2015年11月16日付 The Voice 紙

ヤンゴン、11月15日

 総選挙の結果によって誕生する新政府への政権移譲を懸念されることなしに円滑に行うと約束するとテインセイン大統領は述べた。

 11月15日にヤンゴン管区域政府の事務所で行われた、大統領と政党による会合で大統領が政党らに向けてこのように発言した。

 選挙で国民が選んだ国会議員で開催する2度目の国会が議会を召集していき、そこで誕生する新政府へ整然と政権移譲をするということをテインセイン大統領は述べている。「これに関して懸念がないように、安定かつ円滑に行っていくことを強調したい」と同氏は言う。

 加えて、選挙での結果は国民の意志を反映していることを真剣に信じ、政府の責務を遂行する人々の立場としては国内平和を実現する場合には、地勢と国際情勢を加えて考えることが重要であると大統領は述べた。
 
 その大統領の発言と関連し、ミャンマー全土の選挙区で最多の勝利をおさめた国民民主連盟(NLD)のスポークスマンで中央執行委員のニャンウィン氏は「大統領の発言について否定すべき点は皆無であり、真剣に支持したい。引き続き行わねばならない国民和解の基本原理を固守し、平和的に行っていく」と述べた。
 
 連邦選挙委員会の出した総選挙の結果によると、ミャンマー全土の選挙区の80%以上をNLDが勝ち取った。

 そのほか、NLDの党首アウンサンスーチー氏は選挙結果を平和裏に具現化させるため、来週中に大統領、国軍最高司令官、国会議長らとの会合をしたいと書簡を送り要請していた。

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( 翻訳者:松山由希 )
( 記事ID:2055 )