パーカンで発生した地滑りで70人の遺体発見、100人以上が行方不明
2015年11月22日付 The Voice 紙
ヤンゴン 11月21日
カチン州パーカン市から10マイルほど離れたロウンキン村とセイッムー村の間で、11月21日午前3時頃、1000フィート以上に山積みにされた土砂が崩れ落ち、100人以上が行方不明になり、79人の遺体が発見されたと、ロウンキン地域の警察署長であるティンチョー警部補が述べた。
上記の土砂崩れが起こった場所は、宝石採掘会社から運び込まれて投棄された土砂の山であり、高さが1000フィートほどあったこと、その近くには宝石原石の採掘人たちの居住する小屋200軒以上があり、土砂崩れで100人ほどが住む約50軒の小屋が巻き込まれたことが地元の人々への取材からわかった。
「土砂崩れに巻き込まれた人を救助することができるよう、採掘機11台で朝から捜索しているものの、生存者はまだ1人もいない。夕方6時まで捜索し、79人の遺体が見つかった」と、チョーティン警部補(ママ――訳者注)が述べた。
パーカンの地元の人も、夕方5時までの捜索によると、72人の遺体が発見され、上記の遺体に、女性の遺体が少しだけ含まれていたことを述べた。
土砂山のふもとに水が浸食し、土壌がやわらかくなって突然崩壊し、近くにあった小屋約50軒が巻き込まれて崩れ落ちたため、土砂の下でつぶされてしまった人と住居を救助隊と地元の人とで協力して掘り出して捜索救助活動を行ったと、地元のコー・ゾーモーテッが述べた。
「小屋1軒につき少なくとも3人から5人ほど住んでいた。南部の村からパーカンに来て宝石の原石採掘をして暮らしている人々だ。近隣の人々の言うところによると、約100人が現在まだ行方不明だそうだ。私が知人の原石採掘人5人は今になってもまだ見つかっていない」と彼は続けた。
パーカン郡では今年10月にも同様の地滑りが起こっており、計100人にのぼる人が死亡したが、5人の遺体しか発見できなかったということが、パーカン市中央警察署への取材からわかった。
( 翻訳者:平野美華 )
( 記事ID:2073 )