ダウェー市の住宅プロジェクトでミャンマー人労働者らが労賃と残業代の増額を要請
2016年01月04日付 The Voice 紙
ダウェー・1月3日
ダウェー・カンチャナプリー幹線道路から17キロメートル ほどの場所にITD社が建設する都市住宅プロジェクトで、ミャンマー人労働者らが熟練技術に応じて労賃を受け取る権利を引き上げることと、残業を1日につき2時間する権利を与えることを要請したことが、労働者らからわかった。
日雇い労働者の試用期間の6ヵ月以上勤務した後、雇用者と労働者は労働契約書を締結することとなっているところ、上記の事項を入れることができるよう、労働局、都市住宅プロジェクト事務所の担当者らと日雇い労働者らが1月2日に会談した際、上記の事項を日雇い労働者側が要請したとわかった。
「自分の技術分野に応じて日当を多くもらいたい。現在は下の仕事(肉体労働)も上の仕事(技術労働)も、私たちだけで働かなければならないのです。」と、都市住宅プロジェクトのミャンマー人労働者であるウー・タンタイが述べた。
雇用する際、熟練度合いに応じて給料を受け取る権利を与えると言われていたため、要望を出したのであり、労働局の高級幹部が、任務に基づいて行動してくれると述べていたことを、労働者が説明した。
そのプロジェクトの現場において、タイ人の労働者には熟練に応じて給料を受け取る権利を与え、そのプロジェクトに近い小規模工業団地の建設現場のミャンマー人労働者も熟練に応じて給料を受け取り、1日2時間の残業をする権利を有していると労働者らは言う。
現在、ミャンマー人労働者1人の1日の労働時間8時間の労賃3600チャットと、残業1時間の労賃900チャットで、その合計は1日の労賃が4500チャット、1か月平均120,000チャットしか得られず、家族の生活に不便があると、日雇い労働者たちが言った。
残業1時間、更に働く権利を獲得し、普通に働くとすれば、1か月150000チャット以上を得て、生活が少し順調になるであろうから、残業を1時間働く権利を得るよう重ねて要請したことを、日雇い労働者ウー・ミョーウィンが述べた。
ダウェー・カンチャナプリー幹線道路の16キロメートルから17キロメートル離れた土地整備計画、小規模工業団地計画が実施中で、都市住宅プロジェクトにおいて5階建ての建物1棟を建築中である。
都市住宅プロジェクトの現場において、ミャンマー人労働者40人前後が働いている。
ダウェーウォッチ
( 翻訳者:平野美華 )
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