大臣の役職を要望するような当選議員らは処分するとドー・アウンサンスーチー
2016年01月05日付 The Voice 紙

ヤンゴン・12月4日(訳注:12月4日ではなく、1月4日と思われる)

 国民民主連盟(NLD)が組閣する際、大臣の役職を与えるよう、文書を送って要請する当選議員を、党の規則に従って処分することを、NLD党首のドー・アウンサンスーチーが述べた。
 NLDの当選議員の一部は、大臣の役職を与えるよう、中央執行委員会と党幹部のもとに請願書を送ってあることが、同政党によりあきらかになった。
 「大臣になりたいという人たちを、私はとても好きになれない。大臣というのは、任務が与えられて初めて務めねばならないものである。また大臣になりたいと文書で要請する人がいれば規則に従って処分するということを、私ははっきりさせておく」と、ドー・アウンサンスーチーが述べた。
 NLDとしては、組閣する際に大臣に任命するであろう人について、国家に貢献できる人、正しく仕事を進めることができる人、こうした人々だけを選出し任命するであろう、と同氏は述べた。
 そしてNLDの党員であるという理由で、大臣の役職に任命するのではないことも述べた。
 「大臣の役職を要望する議員らを、相当気に入らなくなってしまった。私の家に来たときも、議員としての能力がどのくらいあるか(書いたもの)を置いていったこともある。大臣の役職を直接要請しなかっただけだ。これが人間の本質、本性だ、とだけ言えるだろう」と、NLD最高顧問のウー・ティンウーが言った。
 選挙結果によれば、NLDは選挙で80%以上の勝利をおさめ大統領選出の権利を得ており、この大統領が政府内閣の大臣を任命しなければならない。

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( 翻訳者:平野美華 )
( 記事ID:2226 )