ドー・アウンサンスーチーを国家顧問に任命する法律を民族代表院で本日可決予定
2016年04月01日付 The Voice 紙
ネーピードー 3月31日
新大統領ウー・ティンチョーの内閣にて4省庁の大臣として責務を任うドー・アウンサンスーチーを国家の顧問として任命する法案を本日(4月 1日)に行う民族代表院会議で討論し、承認することが議員から分かった。
同法案は、3月31日に行った民族代表院会議に、マグウェ管区域第4選挙区の議員ウー・アウンチーニュンが提出した。
上記の法律は新政権下で急いで決定する必要がある法律のため本日(4月1日)開催される民族代表院会議で最終決定することを民族代表院議長マンウィンカインタンが述べた。
5つの章と8つの条項を含む国家顧問に関する法案には2015年の総選挙で国民の支持を得た、国民民主連盟(NLD)議長として活動していたドー・アウンサンスーチーに国家の顧問として職務を与えることが記述されていた。
上記の法律に基づき国家顧問として責務を負う者は国家の行政、立法、司法の分野間で相互的な信頼を生み出すということを含むその他事項に対し、助言を与えることができる旨を法案提出者のウー・アウンチーニュンが述べた。
「木が手に入る前は竹で穴かがりをせよ、という格言にあるように(訳者注:現政権は多くの点で不十分だがそれでも現状をうまく乗り越えねばならない、という意味)、実用的な方法で、国家にとってどのように良くなるように行っていけるだろうか、というのを考え法案を出しました」と同氏が述べた。
その法案を規定するために奮闘することは憲法217条にある規定に沿って、連邦議会の持つ執行権の実現を明示したものであり、憲法修正可能になる前の時期に実行した行動の1つであることを同氏が説明した。
上記の法案を民族代表院で承認した後、国民代表院で更に議論、承認しなければならないことが議員らから分かった。
現在、国民民主連盟 (NLD) 議長の職務を遂行してきたドー・アウンサンスーチーは大統領ウー・ティンチョー率いる新内閣において外務省、教育省、大統領府、電力・エネルギー省の大臣としての職責を負っている。
( 翻訳者:金子愛 )
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