『ホー・チ・ミン時代の本好きと自学の模範者たち』は、生涯の読書と自学と結びつけてホーおじさんとホー・チ・ミン時代の６人の傑出した人物たちに関して書かれた作品である。
　この本は、４月21日の「ベトナムの本の日」を祝う諸行事が開催されるのに合わせてお目見えする。
　著者は文化スポーツ観光省図書館局局長のヴー・ズオン・トゥイー・ガー博士である。
４月19日の午後、同省と国家図書館、タンベト書店の共催でこの本に関する座談会が開かれた。
『ホー・チ・ミン時代の本好きと自学の模範者たち』は２部構成で200ページ近くの厚さの本である。
　第１部では、ホー・チ・ミン主席と本・新聞に関する著者の研究の成果が示されている。　　著者は、主席がベトナム民族を教養ある民族にしたいという熱意をもって、人民に学問を奨励し読書する場所をつくることを特に重視していたと明確に指摘している。
　第２部では、ホー・チ・ミン時代の本好きと自学の模範者である６人の人物について紹介している。その６人とはヴォー・グエン・ザップ将軍、ター・クアン・ブー（訳注：科学者1910～1986）、チャン・ダイ・ギア（訳注：軍事科学者1913～1997）、ダオ・ズイ・アイン（訳注：人文学者1904～1988）、トン・タット・トゥン（訳注：医学者1912～1982、）、ホアン・トゥイ（訳注：数学者1980～1989）の各教授である。
　彼らはベトナムのそれぞれ様々な科学分野を象徴する代表的人物である。ター・クアン・ブー、チャン・ダイ・ギア、ダオ・ズイ・アイン、トン・タット・トゥン、ホアン・トゥイの各教授に関しては、国の発展に貢献した価値ある学術研究に対しホー・チ・ミン賞が贈られている。
　著者のガー―博士は、ホーおじさんの読書に関する研究を始めた10年以上前から共感し、主席の本への愛情と自学精神についての本を出版する意向を抱いていた。
　３年前から博士は正式に本づくりに着手し、ホー・チ・ミン時代の自学の模範者たちに関する理解を深めた。
　図書館部門での仕事は、様々な多数の資料にアクセスでき、模範者たちの家族の人や友人や深く研究した人々などに会うことができたので、著者のガー博士にとって好都合であった。

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（ 翻訳者:一橋弘人 ）
（ 記事ID:2420 )